第十二話：準備 ページ15
ボーダー本部の廊下を歩く閃はある隊室で止まり、チャイムを鳴らす
閃「東さん閃です。確認したいことがあるんで入ります」
隊室の中の人物に言うと閃はその隊室……東隊隊室へと入る
東「どうしたんだ？」
隊室に入った閃に近付きながら東が聞く
閃「俺の侵攻が始まった時とその後の位置についての確認と他の作戦の確認をしたいと思って」
サッと渡されていた(何か閃が書き込み済みの)資料を東に見せる
東「どれどれ……(ほう……他の隊員が散っている場合の閃の行動をどうするかを書き込んでいたのか。他の隊員達のサポートがメインなんだな)」
資料に閃が書き込んだ内容に東は少し驚きながらも感心する
閃「どうですか？」
無言で渡した資料を見る東に真剣な面持ちで聞く
東「ん？ああ他の隊員達のサポートがメインなのはわかったが警戒区域内ギリギリで大丈夫なのか？」
聞いてくる閃に東は聞き返す
閃「距離なら大丈夫です。警戒区域内ギリギリは俺が一応正確に撃てる範囲内です」
聞いてきた東に頷くとニッと笑いながら東に言う
東「(そこまでの距離からかなり離れたトリオン兵を正確に撃ち抜けるのか……！全く恐ろしい成長だな)」
ニッと笑いながら東に言う閃に東は少し驚く
閃「あの……それで俺は基本的に補助で問題ないですか？」
黙ってしまった東に閃は確認するように聞く
東「ん？ああ問題ないぞ。けど何処かが危ないと本部や他の隊員達が判断したらそこに援護しに行ってくれるか？」
聞いてくる閃に頷くと東は他の隊員達の呼び出しに対応してくれるかと閃に聞く
閃「もちろんです」
ニッと東の言葉に笑いながら閃は頷く
小荒井「わぁっ！近衛先輩がサポートだと鬼に金棒ですね！」
話を聞いていたらしい小荒井が東の後ろから出てきながら閃に言う
奥寺「おい！話に割り込むなよ！」
慌てて奥寺が小荒井を止めに入る
閃「奥寺、終わったし大丈夫だ」
腰に左手を当てながら奥寺に言う
奥寺「そ、そうですか？」
少し悩みながら奥寺は閃の言葉に言う。小荒井がそらみろと奥寺に言い、奥寺がお前な……と少し呆れたようにしている
閃「東さん、ありがとうございました。俺ゆっくり狙撃ポイント探すためにもう行きます」
東「ん？ああ、わかった」
奥寺の言葉に頷くと東に閃は言うとお辞儀をして隊室から出ていく
東「(何時来るかわからないとはいえ……早すぎないか？)」
閃の気持ちもわかるからか東はあまりにも早く出る閃に苦笑いするのだったー…
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クー(プロフ) - 優珂さん» ご指摘ありがとうございます！ (7月12日 23時) (
レス) id: 1741a37ba0 (このIDを非表示/違反報告)
優珂 - 狙撃銃を構えてる時にレーダーに写る事になるのでグラスホッパーとバックワームの位置入れ替えた方がいいですよ。 (7月11日 23時) (レス) @page2 id: 74d3bdb7ba (このIDを非表示/違反報告)
ゆで卵(プロフ) - すみません突然！！当真勇の名前間違えてます…！当馬になってます (2021年7月27日 13時) (レス) id: a14af7ea27 (このIDを非表示/違反報告)
z5pzuchg3c4hfbe(プロフ) - クロエさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年1月17日 15時) (レス) id: de6d266c98 (このIDを非表示/違反報告)
クロエ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2021年1月17日 12時) (レス) id: 60aaeffad3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クーシー | 作成日時：2017年6月20日 19時
