bluestory2 ページ8
瑞稀side
瑞「ただいま帰りました。」
北「どこ行ってたんだ。」
瑞「コンビニ行ったら、赤高に会いました。」
北「赤高...。」
瑞「で、謝れ。って言ってしまいました。」
北「あの事件の事か？」
瑞「はい。あと1発だけ軽く頬を殴りました。」
北「相手は？」
瑞「喧嘩するつもりは無いようで、黙って嫌だ。とだけ言われました。」
北「そうか。そこで我慢したんだな？」
瑞「...はい。」
ドキドキだった。
怒られるんじゃなかろうか...。
すると、頭に暖かい感覚があった。
北「よく耐えた...。お前が1番辛かったろうに...。」
松村先輩が僕の頭を撫でて、褒めてくれた。
松村先輩に褒められるなんて初めてで、どんな顔していいか分からない。
北「...アイツには申し訳ないが、6日後に俺らにとって最高の条件が揃う。その時まで耐えるんだ。」
瑞「最高の条件...？」
北「樹の解放まであと6日。」
瑞「待ち侘びましたね...。」
北「そして末澤の解放まではあと7日ある。」
瑞「田中先輩の方が先にぶち込まれましたからね。」
北「そして...嶺亜が帰ってくるまで8日。」
瑞「...松村先輩、まさか。」
北「...っ！」
瑞「...嶺亜先輩を、足でまといだって言うんですか！？」
北「俺だってこんな事言いたかないよっ！！」
瑞「嶺亜先輩は...一緒に戦いたいって...！」
北「嶺亜は戦いに向いていない！」
瑞「一緒に前を向いていきたいって！」
北「アイツは人を殴れない...！」
瑞「仲間じゃ...ないんですか！？？」
北「...うるせぇ！」
瑞「嶺亜先輩は...！」
北「嶺亜が居ないうちにケリをつけて...アイツと一緒に笑顔で毎日を過ごしてぇんだよ。」
瑞「...え。」
北「アイツ、俺らが赤高と殴り合いする度に影で泣いてるんだ。もうこれ以上誰も傷つかないで欲しいって。」
瑞「...そんなこと。」
北「俺は嶺亜に笑ってて欲しいんだよ。」
松村先輩と嶺亜先輩が付き合っている事は暗黙の了解だった。
...マジで愛しすぎですよ、先輩。
瑞「...分かりました。協力します。」
北「...ありがとう。」
僕は松村先輩の目に浮かんだ涙を忘れることは無いだろう。
例えみっちーと対立しても、勝たなきゃいけない戦争がある。
あの事件にケリを付けるんだ。
誰も泣かない世界を作るために...。
待ってて...。
お兄ちゃん。
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咲良(プロフ) - 祐莉さん» こちらこそいつもコメントありがとうございます(*´▽｀*)移行してからも更新頑張るのでどんどん考察しちゃってください！（笑） (2019年9月21日 17時) (
レス) id: 9a27e5dd2d (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 更新見ました！私の質問に答えて頂き、ありがとうございます！これからも楽しみにしてます！ (2019年9月21日 10時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - でも、生徒会長に任命されたから必ずしも忠実とも限らないし、曲者が登場して生徒会をかき回すかなと個人的に予想してます！ (2019年9月20日 23時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - それに、そろそろ明らかになりそうな青校新副会長も波乱を呼びそうですよね♪ 生徒会長からしたら地位を脅かしそうな松村君は追放したけど、赤高校との喧嘩も近づいてるし、後任はある程度強い人にはするかなと思いました！ (2019年9月20日 23時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 赤校・青校の１年生はある事件のことを知らないんですね♪ 今のところある事件の情報(いつ頃事件が発生したのか？・誰が関わっているのか？・赤高や青校の二年生以上の全校生徒や教師はある事件を知っているのか？)がほとんどないから今後の展開がますます楽しみです♪ (2019年9月20日 23時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲良 | 作成日時：2019年8月31日 23時
