そんなに禰豆子ちゃんが好きなら…私が禰豆子ちゃんになればいいんじゃない？ (ページ11)

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　おしとやかページ11

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善逸side

今日は服装チェックの日なので、早めに家を出た

善「眠い…やりたくない…辛い…」

でも女の子の服装チェックするだけで元気でるー！ウィヒヒヒッ…

早速何人か登校してきた

あっ真菰ちゃん！可愛らしいなぁ！

あの子も可愛い…グヘヘ…
　

女の子たちに引いた目で見られたのは…知らない！

　「ごきげんよう」

……嫌な予感がする…

　「ごきげんよう」

さっきより少し強調した声が後ろから聞こえた

恐る恐る後ろを振り向くと

すごく不自然な笑顔を浮かべてスカートを広げるAがいた

善「え…？何その挨拶…」

　『今日はお天気がよろしいですね』

善「俺の話聞いてる？」

まだ不自然な笑顔を浮かべながらAは空を見上げた

　
　『うっわ！眩しっ！…あ！眩しいですわ！』

…今おもいっきり普段の喋り方に戻ってたよね…？

善「…漫画に憧れてやってる…？」

　
　
　『違いますわ！善逸君は本当鈍感ね！』

パチッとウインクをしてきた

…なんだそりゃ

本当にどうしたの！？

怖いんだけど！

　『うふふ、今日も善逸君はカッコいいわね！照れちゃいますわ！(エコー)』

今のエコー何！？必要あったの？ていうかどうやってエコーしたの！

謎の状況に混乱しているとカナヲちゃんが登校してきた

　『あら、カナヲちゃん…！ごきげんよう』

カナヲちゃんにもそれやるのね！

カ「……？」

突然の状況にカナヲちゃんも少し戸惑っていた

　『カナヲちゃんは今日も天使のように可愛いですわね』

また不自然な笑顔を浮かべる

カ「A…変なものでも食べた…？だ、大丈夫…？」

ガチで心配させちゃってるよ！

　『変なものなんて食べていませんわよ！心配していただいて嬉しいですわ！』

カナヲちゃんの顔が真顔になった

カ「あの…A…その喋り方と表情…すごく不自然だから…やめた方がいいよ…」

言った！言ってくれた！

　『え…本当…？』

カ「うん…本当…その…すごく変…」

するとAは突然固まった

　『作戦…失敗…』

よく分かんない言葉を放ってとぼとぼカナヲちゃんと歩いて行った

善「…」

…服装チェック始めよ！

結果:作戦失敗…！