シスコン☆ドクター。３〈橙〉

story103 ページ14

隆平side




信「……！！」


章「マルっ！！」


隆「信ちゃん……章ちゃん……。」


Aと裕ちんと話してると
信ちゃんと章ちゃんも来てくれた。


信「このアホ！！

無理しすぎやねんっ…ほんまにもう…」


隆「ふふ……ごめん…(笑)」


信ちゃんに頭をどつかれたけど
それも何や温かくて嬉しくて。


ヘラヘラ笑ってたら


信「ぜんっぜん反省してへんがな！！」


ってまた怒られてもーた(笑)


章「よかったぁ〜マル…(涙)

よかったなぁ、Aちゃん…っ(撫」


「うんっ…^^」


隆「章ちゃんありがとおな。

Aの傍におってくれて。

みんなもありがとお。

迷惑かけてごめんなさい…。」


信「……まぁ今回は許したるわ！

…もうAにこんな怖い思いさせたら

次は許さへんからな！」


章「ほんまやでぇ…もうあかんよ？」


隆「……はい…(笑)」


みんなの優しさが身に染みるわ…。


ほんまありがとおな…。


ところで。


隆「この点滴いつ終わるん？

僕もうお家帰りたいねんけど。」


裕「……自分、熱何度あるか

わかってるか？」


隆「へぇ？わからへん(笑)」


裕「計ってみ？」


裕ちんから体温計を受け取って
脇に挟むと20秒で音楽が鳴って…。


隆「えぇっ！！嘘やん！！

壊れてるんちゃう？これ！！」


そこには38.6℃の文字…。


裕「壊れてへんよ(笑)

マル、まだ顔真っ赤やで？

そんなんで家帰るつもりなん？」


隆「やって……今日の夜は

Aとハンバーグ食べに行く

約束しててんもん………。」


……あかん。


数字見た途端にしんどくなってきた…。


裕「ほらしんどいんやん…。

今日は病院で大人しくしとき？

お家帰っても大変な思いするの

Aちゃんやねんで？」


隆「せやけど……っ……

A一人になってまうやん…！」


そんなん、あかんっ！！

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