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俺は驚いてAヒョンを見つめた。
毛布、その言葉に心当たりはある。
「ジソン、昔、俺がお前にとってのライナスの毛布になるって言ったの、覚えてる？」
「…覚えてるよ」
もちろん。
「でもさ、なんか違ったみたい」
「どういうこと？」
「お前が、皆が、俺の毛布だったみたい」
「お前らがいないと、俺は多分生きていけないよ」
Aヒョンは、ふふっ、と笑いながら照れたように言った。
撫でられた頭から、ヒョンの温もりが伝わる。きっとそれは、体温だけじゃなくて。
いつの間にか寝てしまったヒョンの前髪に触れる。これからは、不安になる夜はきっとない。
続く (更新停止中)
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作者名：羊 | 作成日時：2023年8月26日 11時
