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大倉side
検査に呼びに行ったら、素直に返事して
ベッドがら立ち上がるAちゃん。
当たり前の光景のようやけど、
俺はそれに違和感しか感じひんくて。
やって昨日のリンパ節生検のときは
隠れるようにヤスのベッドにおって、
恐怖のあまり泣いてたって
マルから聞いてた。
そんな子が、やで？
泣いてもないし、
怖い、嫌だ、も言わんと素直に動くなんて…
でも、とりあえず
頑張ってくれとることは確かやから、
このまま検査室に行ってもらおうって。
検査室行けば、マルもすばるくんもおるし
みんな優しく声かけてくれるばすやから…
そしたらAちゃんも、
素直に涙流せるんやないかと思うねん。
部屋から出る前、ヤスに呼ばれて。
安「…Aちゃん、なんか変。
きっと、めっちゃ耐えてるんやと思う…」ｺｿｯ
Aちゃんの違和感は、
ヤスも感じてたみたい。
大「おん…俺もそう思う。」ｺｿｯ
安「…このまんま、
検査されるのは可哀想や…」ｺｿｯ
大「ん、分かっとる。
向こう行ったらマルとすばるくんもおるし。
ちゃんと気持ち吐き出させるから。
大丈夫、任せとき^^」ｺｿｯ
安「おん…頼んだで。」ｺｿｯ
Aちゃんのことが
心配で心配で仕方ないねんな、ヤス。
検査室に向かう道のり。
俺の後ろをトボトボ歩くAちゃん。
今までのAちゃんやったら、
怖い、行きたくない、って
泣いててもええところ。
亮ちゃんが気ぃ遣って
「朝の採血泣かんと頑張れてた」って
言ってくれてたのに、
素直に「それは、嘘です…」なんて
言ってまうところも、
「今の気持ちは？」って聞いたら
素直に「怖いです…」って
返ってくるところも、
Aちゃんらしいなぁって…。
大「…ほな、その気持ちに
素直になった方がええよ。
無理してること、バレバレやで〜？」
そう言ったら、
今まで我慢してたであろう涙が
一気に目から溢れてきて。
「うぅ…ｸﾞｽｯ……ふぇ…ぇん…っ…(泣)」
泣きながらも、歩みは
検査室に向けて進めてくれとるのは
きっと頑張ろうとしてくれてる証拠。
大「怖いよなぁ…
今まで、よう泣かんと頑張ったな？(撫」
そっと背中を擦りながら、ゆっくり進む。
そんなに遠くない検査室には
あっという間に着いてもうた。
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祐希(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» ほんとにすみません。ありがとうございます！ (2018年9月3日 7時) (
レス) id: 49512c4b0f (このIDを非表示/違反報告)
まるるん(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» ありがとうございます！ (2018年9月2日 20時) (レス) id: cc4db1c139 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 祐希さん» 先ほど更新した「作者より」にパスワード載せたので、そちらを確認お願いしますm(__)m (2018年9月2日 20時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - まるるんさん» 先ほど更新した「作者より」にパスワード載せたので、そちらを確認お願いしますm(__)m (2018年9月2日 20時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
祐希(プロフ) - とても面白くていつも更新がとても楽しみです！メッセージ機能でパスワードについて送らせて頂いたので、よろしくお願いします。 (2018年9月2日 19時) (レス) id: 49512c4b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2018年6月30日 11時
