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信五side
病室に移動してどのくらい経ったやろう。
目が覚めた時、傍におってあげたい一心で
眠っとるAをずっと見つめてた。
信「しんどかったよな…色々と。」
初めて会った日から今日までのことが
色々と思い出される。
Aは、びっくりするくらい
俺にもたつにも…すぐ心を開いてくれた。
初めて顔を合わせた日、
俺、めちゃくちゃ緊張しとって…
情けないヘマばっかしててん。
でもAはゲラゲラ笑ってくれてなぁ…
ずっと母親と二人で暮らしてきて
急に新しいオトンとアニキができますなんて、
不安も抵抗もあって当然やのに。
Aはそれを一切見せへんかった。
やっと4人での生活にも慣れてきた時に
アイツ…Aの母親は突然逝ってまうし。
俺やって、まだ受け入れられてへんし
寂しさや悲しさも完全には癒えてへん。
Aが感じとる喪失感は、俺以上のもんやと思う。
それでも俺は…Aの明るさに、笑顔に、
支えられてここまできた。
アイツはおらんくなってもうたけど、
Aを守ることが俺の役目やって…
この子にもうこれ以上寂しい思いさせたらあかん、
不安にさせたらあかん、って…ずっとそう思うてた。
せやけど…
母親がいなくなってもうた今、
もともと他人でしかなかった俺と暮らすなんて
Aにとって負担やったんかな…。
信「…でも、俺はもうお前がおらなあかんねん…っ
血の繋がりはないかもしれへんけど、
俺は、ほんまの娘やと思うてるで…？」
……Aは、俺の事どう思うてるんかな？
·
·
「んん……」
Aが目を覚ましたのは
外がもう暗くなってからやった。
信「…っ、！Aっ…A、分かるか？！」
「しん、ちゃ………なん、で…？」
信「よかっ…ｸﾞｽｯ…良かった、A…っ…(涙)
ｸﾞｽｯ…待ってな、今ヨコ呼ぶから…っ…」
Aの意識が戻ったこと、
それから今までと同じように
“信ちゃん”って呼んでくれたこと…
それがとてつもなく嬉しくて、安心して。
思わず目から汗が出てきてもうたから、
Aから顔が見えへんようにしながら
主治医であるヨコを呼んだ。
「ここ、どこ……？」
信「病院やで？
…体育の授業中に倒れたんやって。
覚えてへんか？」
「あ……そうだった……」
少し意識がはっきりしてきたらしいAは、
俺の顔を見て少し悲しそうな顔をした。
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ms(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» 登場しなくて残念でした🥲歯医者の村上先生ぜひ書いて欲しいです！！メンバー同士の話だと嬉しい…な🥲これからも無理せず更新して下さいね！ (2月23日 23時) (
レス) id: 9de2ada1b5 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 咲良さん» お話の説明にも書いてますように、この作品でリクエストは受け付けておりません。ごめんなさい💦 (2月23日 21時) (レス) id: 00090d8e28 (このIDを非表示/違反報告)
咲良 - リクエスト失礼します。村上くんが精神科医で主人公の子が学校の子にいじめられているのを書いてほしいです！わかりにくかったら教えてください！ (2月23日 1時) (レス) @page41 id: e27c5fb7e0 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - msさん» うぅ…このお話ではもう村上先生登場しないのです…😢なかなか村上くんメインのお話思いつかず、脇役が多くて申し訳ないです😭でも今歯医者さんの村上先生書きたい欲が強いので、書けたらなぁとは思ってます…！ (2月15日 20時) (レス) id: 00090d8e28 (このIDを非表示/違反報告)
ms(プロフ) - やっぱりもう1人の先生は村上君でしたね😄また登場してくれることを祈ってます。いつも素敵なお話をありがとうございます(´ω`) (2月14日 12時) (レス) @page35 id: 47c689b228 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2023年11月8日 20時
