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あなたside
信「…ほな俺先に出るな。
今日はそない遅ならんと思うから。
夕飯、一緒に食べよな。」
「…うん。いってらっしゃい。」
ご飯を終え、歯を磨いてると
信ちゃんがスーツの上着を羽織りながら
声をかけてくる。
信「…戸締まり、ちゃんとしてな。
あとテレビ消すのも忘れんなよ。
…A、気ぃ付けて行くんやで。
具合悪かったら無理せんと早退…」
「はいはい、分かってるよ(笑)」
“戸締まりをちゃんとしろ”
“テレビ消すのを忘れるな”
それから
＿“気を付けて”。
信ちゃんは毎日同じことを私に言う。
毎日のことだから私は聞き流しちゃうけど、
本人はいたって真剣で。
信「……ほな、先行くな。」
「うん、いってらっしゃい。
信ちゃんも気を付けてね。」
そう言うとニッと笑って
私の頭をグシャグシャと撫でてから
玄関に向かっていった。
「……もう、せっかく整えたのに。」
…信ちゃんは優しい。
…優しすぎるから、申し訳なくなる。
…私なんてただの他人同然なのに。
「はぁ……」
…そう思うと毎回胸がズキンと苦しくなる。
「……学校いこ。」
·
·
ママがいない生活にも少し慣れ、
寂しさや喪失感も和らいできた頃。
「…っ、…？！」
体育で持久走をしてるときだった。
突然胸が痛くなって…息が、苦しい…
「ハァッ…ハァッ…うっ…(涙)」
胸を押さえてその場にしゃがみ込む。
『おいっ！どうした？！』
「ハァッ…ハァッ…いた、い…っ…(涙)」
胸が……心臓が、痛い…っ……
「ハァッ…ハァッ……っ、…(涙)」
『おいっ！しっかりしろ！救急車…っ！』
……そこで、私は意識を手放した。
·
·
「んん……」
目が覚めると真っ白な天井。
ピッ、ピッ、という規則正しい機械音。
信「…っ、！Aっ…A、分かるか？！」
「しん、ちゃ………なん、で…？」
…すぐ傍に、信ちゃんが座ってた。
信「よかっ…ｸﾞｽｯ…良かった…っ…A…っ…(涙)
ｸﾞｽｯ……待ってな、今ヨコ呼ぶから…っ…」
……ヨコ…？ヨコって、誰……？
「ここ、どこ……？」
信「病院やで？
…体育の授業中に倒れたんやって。
覚えてへんか？」
「あ……そうだった……」
信ちゃんの目は真っ赤で潤んでて…
心配…かけちゃったんだなぁ…。
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ms(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» 登場しなくて残念でした🥲歯医者の村上先生ぜひ書いて欲しいです！！メンバー同士の話だと嬉しい…な🥲これからも無理せず更新して下さいね！ (2月23日 23時) (
レス) id: 9de2ada1b5 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 咲良さん» お話の説明にも書いてますように、この作品でリクエストは受け付けておりません。ごめんなさい💦 (2月23日 21時) (レス) id: 00090d8e28 (このIDを非表示/違反報告)
咲良 - リクエスト失礼します。村上くんが精神科医で主人公の子が学校の子にいじめられているのを書いてほしいです！わかりにくかったら教えてください！ (2月23日 1時) (レス) @page41 id: e27c5fb7e0 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - msさん» うぅ…このお話ではもう村上先生登場しないのです…😢なかなか村上くんメインのお話思いつかず、脇役が多くて申し訳ないです😭でも今歯医者さんの村上先生書きたい欲が強いので、書けたらなぁとは思ってます…！ (2月15日 20時) (レス) id: 00090d8e28 (このIDを非表示/違反報告)
ms(プロフ) - やっぱりもう1人の先生は村上君でしたね😄また登場してくれることを祈ってます。いつも素敵なお話をありがとうございます(´ω`) (2月14日 12時) (レス) @page35 id: 47c689b228 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2023年11月8日 20時
