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あなたside
大倉先生に言われた通り
短時間でシャワーだけ浴びて、
寝る前にもう一度痛み止めを飲んで
すぐベッドに潜ると、
疲れ切ってた身体は
目を閉じるとすぐに意識を失った。
…けど。
「ん……」
…数時間は眠れていたんだろうか。
ズキンズキンと脈打つような痛みで
目が覚めた。
「いっ…たぁ…っ(泣)」
(……痛み止めが完全に切れたら、
こんな痛いの…？泣)
寝る前までかすかに残っていた麻酔の効果も
切れてしまったんだろう。
這うようにベッドから出て
水を取りにキッチンへ向かう。
冷たい水で錠剤を流し込むも
すぐに痛みが治まってくれる訳もなく…。
「うぅ…っ…いっ…たい……(泣)」
泣いたって誰も助けてくれるはずもないけど、
こんなに痛くて大丈夫なの…？って不安で…
生理的に溢れてくる涙を
止めることができなかった。
しばらくして少しは治まったものの、
ジンジンする痛みは消えてくれない。
いっそのこと眠ることができたら…
そう思って再びベッドに横になってみたけど
寝付くことができなくて…
明け方にもう一度痛み止めを飲んで、
それから少し眠れたくらい。
(……早めに歯医者さん行こう…涙)
早く行ったからって
痛みが良くなるわけじゃないと思うけど…
この痛みは仕方ないものだ、って…
もう少し耐えれば良くなるよ、って
言ってもらえたら…
何より安田さんや大倉先生に会えたら
少しは気持ちが楽になる気がする。
夜中に泣いてしまったから
腫れぼったい目を無理矢理開いて、
寝不足で重たい身体を強制的に起こす。
食欲はなかったから
朝ごはんはまたウィ○ーインゼリー。
口を開けるのも痛くて、
歯磨きも十分にできない…。
着替えて、髪の毛を結んで、
10時前には家を出た。
歯医者さんに着いて受付をして
ソファーに座ってると、
安「Aちゃん！」
すぐに安田さんが見つけて声をかけてくれた。
「っ、…やすだ、さん…っ…(泣)」
安田さんの顔を見た瞬間、
またぶわっと涙が溢れてきて…。
安「…痛む？」
「…っ、ｸﾞｽｯ…(泣)」ｺｸﾝ
安「そうやんなぁ…
昨日は？帰ってから大丈夫やった？」
「ｸﾞｽｯ…痛くて、寝れなくて…っ…(泣)」
安「そっか……辛かったね…(撫」
「っ、…うぅ…っ…(泣)」
優しく、優しく背中を擦ってくれるから…
もっと涙が止まらなくなった。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - ざーさいさん» コメントありがとうございます！えぇ！！そんな泣くようなシーンありました？！笑 あまり自信のなかったお話なんですが、楽しんでいただけたようで安心しました！お読みいただき、ありがとうございました(^^)！ (2021年5月22日 22時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
ざーさい(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！夜中に見始めたんですけど、気づいたら朝になってましたw初めから終わりまでずーーっと泣きっぱなしで今目がパンパンですwこれからも応援してます！ゆず丸さんが書く作品大好きです！素敵なお話をありがとうございました！！ (2021年5月21日 6時) (レス) id: 6dcf770475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年5月12日 21時
