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村上side
『それと、もう一つ先生にお願いがあって……』
あの日…
お母さんからAちゃんのことを
頼まれた日、もう一つお願いされたこと。
それは…
『A…高校卒業したら働くって
ずっと言ってるんですけど…
本当は、看護学校に行きたいんだと
思うんです…』
村「…看護学校？」
『鞄に、大学のパンフレット入ってるの
見えちゃって…
学費のこととか気にして、
私には言えなかったんだと思うんですけど…』
村「そうやったんか…」
Aちゃんが看護師になりたいなんて…
俺も初耳やった。
『ここの看護師さんに聞いたんですけど…
この病院の奨学金制度があって、
提携してる大学を卒業して
ここで5年働き続ければ
奨学金を返さなくても良くなるって…』
村「…あぁ、確かそんな制度ありましたね。」
『私にはきっと、
大学に行きたいなんて言わないから…
村上先生、やりたいことをやるように
説得してやってもらえませんか…
私のせいで夢を諦めるようなこと
してほしくないんです…(涙)」
村「…はい、分かりました。」
·
「それも、気付かれてたんだ…(泣)」
村「…ほんまにお母さん、
Aちゃんのことよう見てたと思うで？」
その話をしたらAちゃんは
更に涙をボロボロ溢して。
村「…俺も応援するからさ、大学行こうや。
お金のことなら心配せんでええから。
奨学金も借りれるやろし、
一人くらい大学行かせてあげれるだけの
貯金はあるで？(笑)」
「っ、…先生は何でそんなに
私なんかに良くしてくれるの…っ…(泣)」
村「…さっき言うたやんか。
お前に惚れてるからや。」
「っ、…(泣)」
村「…高校卒業するまでは
俺、Aちゃんの親代わりになるから。
いくらでも頼ってくれたらええ。
その代わりやりたいこと我慢せんと
後悔せんようにやり？
けど、高校卒業したら…
…もう一回、告白し直す。
もし、その時まだ俺のことを
好きでおってくれたら…
俺を親代わりから、彼氏にして欲しい。」
我ながら言うてることめちゃくちゃやと思う。
でも…今はまだあかんねん。
俺の存在がAちゃんを
縛り付けるようなもんになったらあかん。
けど、一番傍でAちゃんを支える為には
そうするしかないと思うた。
Aちゃんはびっくりしたように
目を見開いてたけど…
「ｸﾞｽｯ…先生、ありがと……(涙)」
照れたように笑ってそう言うてくれた。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - ♪あおば♪さん» お読みいただきありがとうございます！現在安くんと横さんのお話を何となーく作成中です！まだ公開は未定ですが、そのうち公開すると思うのでお待ちください(><)！ (2021年2月28日 17時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
♪あおば♪(プロフ) - 毎日読ませてもらってます！！！他の人のやつも見たくて仕方がないです！！！ゆっくりでいいので更新楽しみに待ってます♪♪ (2021年2月26日 20時) (レス) id: c155f748e9 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ゆうちょんさん» お読みいただきありがとうございました！きっとこの先も二人仲良く暮らしていくはずです！(笑)シスコン☆ドクター。の方もぜひぜひよろしくお願いしますー(^^)笑 (2021年2月22日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうちょん - 久しぶりに来てみたら村上先生が甘々でキュンキュンしました☆この先の甘々生活も目に浮かぶようです！高校生編も楽しみにしてます！これから、ゆっくり読みますね♪ (2021年2月21日 21時) (レス) id: 8ce1de55e3 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - りのさん» りのさん、お読みいただきありがとうございました！感動したと言っていただけて嬉しいです(^^)！次の更新は未定ですが、ぜひまた遊びに来てくださいね！ (2021年2月1日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年1月5日 21時
