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丸山side
丸「はい、一旦休憩しよっか。
イス起こすからうがいしてな〜」
「…っ…まだ…
終わりじゃないんですか…？(涙)」
丸「もうほとんど終わったよ。
後はお薬入れて蓋するだけ。
もう少しで全部終わるからね。」
「ん……(涙)」
ここまでたくさん頑張って
もう疲れたよな…。
痛い麻酔にも耐えたしね。
いっぱいいっぱい褒めてあげたいけど、
それは全部終わるまで我慢。
丸「残り、頑張れそう？
もうちょっと休んでからにする？」
「んーん……早く、終わらせる…(涙)」
丸「ん、ほな終わらせてまおな。」
イスを倒すとよく見える疲れきった表情に
申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
丸「はい、お口開けて？
……ちょっと匂いキツいお薬入るよ？」
「んっ…(涙)」
普段は流れてるBGMも、
治療中のキュイーンとかシューって音も、
何もなくて…
僕とAちゃんの呼吸の音だけが
やけにクリアに聞こえる。
丸「もう少し頑張ってお口開けててね〜」
「んっ…(涙)」
蓋を固めるために光を当てる器具が
ピーっと鳴って、
しっかり蓋ができてることを確認したら
これで本当に終わり。
丸「ん、ええかな。
噛んでみて違和感とかないですか？」
「……ん…大丈夫です…(涙)」
丸「よし、ほなこれで終わりなぁ。
最後にもう一回お口ゆすいでね。」
「……おわ、り…？全部…？(涙)」
丸「うん。今日の治療は全部終わり！
よく頑張っ…」
「…っ…うぅ〜っ(泣)」ｷﾞｭｯ
丸「わっ…Aちゃん…っ…」
全部終わりと聞いて安心したのか
また泣き出したAちゃん。
"頑張ったね"って褒めようとした
僕の胸にぎゅってしがみついてきた。
…こんな可愛えことされたら
僕やって我慢できひんくなる。
丸「……うん、頑張った頑張った。
ごめんね、たくさん痛いことして…っ…」ｷﾞｭｯ
小さな手で僕の服を
ぎゅっと掴むAちゃんを
包み込むように抱きしめる。
「ｸﾞｽｯ…こわかっ…た…っ…(泣)」
丸「うん……怖かったね。ごめんね…(撫」
僕が思ってるよりもずっと
Aちゃんは大きな恐怖と闘ってて。
それでも頑張ってくれたんやと思うともう…
丸「…Aちゃん、お顔あげて？」
「…っ、…(泣)」
丸「ごめん、Aちゃん…好きや…っ…」
おでこにそっと口づけを。
「へっ……?!///(涙)」
不謹慎かもしれへんけど、
もう押さえられへん。
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琴子(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» 3か月過ぎてのレスあり得ないですけど…m(_ _)m（ 細かく書きすぎて、1つのシーンなのに長くなっちゃうの、私の悪い癖なんですよね…）とありましたがその描写が登場人物になれてその世界に入りこんで気持ちも目の前にある景色もまるで見ているように感じます！ (2021年3月15日 22時) (
レス) id: 6d94367748 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 琴子さん» 細かく書きすぎて、1つのシーンなのに長くなっちゃうの、私の悪い癖なんですよね…(._.) こちらこそ、琴子さんからのリクエスト全然書けなくてすいません(><)もうしばらくお待ちください…。 (2021年1月3日 17時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 琴子さん» 琴子さん、明けましておめでとうございます！こちらこそ昨年は(昨年も、ですね 笑)お世話になりました。今年も変わらずお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。 (2021年1月3日 17時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - 入れられましたらお知らせします！新年早々から、お詫びする事で…また(^o^)／ (2021年1月3日 5時) (レス) id: 6d94367748 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - 優しい先生と怖がりな主人公。ひとつひとつの描写が心に思う事が、丁寧に描かれていて楽しいです！ボード返信まだですみません。 ボードと同時にと思いましたがなかなか書けないので、こちらだけ先に。 (2021年1月3日 5時) (レス) id: 6d94367748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2020年11月26日 21時
