闇から救ってくれた【hokuto.y】

＊ ページ32

あなたside


屋上行くか…。



…

「はぁ…やっぱり疲れるなぁ」




…

「やっと着いたー」




あ、乃々華達いた！……ん?


お兄ちゃんと北ちゃん…?なんで？




みんな真剣な表情してる。何話してるんだろう…



え…乃々華、泣いてる？北ちゃんちょっと怒ってるっぽい…



怖い…怖いよ。

でも私のお弁当、乃々華が持ってるし行くか…




「あ、れ、みんななに真剣に話してるの？」




ちょっとかみかけちゃった。




樹「A！？」




樹がすごいびっくりしてる…私が驚かしちゃったみたい。



北ちゃんもこっち見て驚いてる。嫌われちゃった…?姫星ちゃんと風凛ちゃんの言葉が蘇ってくる。



━━━━━━━━━━壱馬先輩の妹だからって調子に乗らないで！


━━━━━━━━━━あんたなんか所詮おまけ







「うん、そうだよ…」





じわ…



だめだ、、涙でそう…。ここは我慢しないと





「…」



シーーーン



私が来た瞬間に静かになった気がする…


やっぱり邪魔だよね…






北人「A、ネガティブ思考だったでしょ！？Aは顔に出ちゃうからわかりやすいよっ」





北ちゃん…。やっぱり明るいなぁ…


いや、明るくしてくれてるんだよね





「ふふっ、ありがと。でもネガティブなこと考えてないから大丈夫だよ?」





乃々華「A…。なんもされなかった…?」





乃々華も涙目だよ、、


私のことで泣いてくれてるの…?




「されてないよ。意気投合しちゃっただけ。」




なんで嘘ついちゃうのかな…。私は。









北人「…じゃあなんで泣いてるの?」





「っ…なんで…だろうねっ…。こんなに良い友達っ…もって…私、幸せだから…嬉し涙っ…だよ、、泣」






北ちゃんに言われて気づいたよ。


私泣いてた。







壱馬「………そっか。」








きっと嘘ってことは気づいてる。




そこをあえて聞かないところはお兄ちゃんの優しさかな。




「うんっ…」





お弁当のデザートで入れてた甘いいちごがしょっぱかった。




✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -


作者です!

お気に入り登録、感想お願いします！



評価は、いっちばん右のお星様☆を押してもらえると嬉しいし、作者のテンション上がります笑


続きが気になる方も是非お願いします！

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す