気づいたときには【KS】 (ページ42)

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濃密ページ42

「ギョンスくん？」

『っ...A...』

「わかる？ねえ...私だよ...？」

『わかってる...』

そう言って笑う彼の顔を
彼の笑顔を...ずっと待っていた

「先生...呼んでくるね？」

だから、私も彼に笑いかけた

彼は今回の病状の説明を受けたあとに、先生から“ドさん...今回は運が良かったんです...具合が悪い時のお酒は控えてください...そして必ず病院にいらしてくださいね？”

と叱られていた

あの日、私は彼が具合が悪いことに気づいていなかったのに
先生に“もっと言ってやってください”と言った

すると、私まで先生に叱られた

“一緒に住まわれているのなら、お互いの管理を忘れずに...何か少しでも気になったことがあったらすぐに言い合うべきですよ。これは彼女と同棲して3年目になるお節介な医者からの助言です”

と...初見のキム・ジョンデ先生からのご忠告

2人で“はい...”と言って俯いて
顔を上げて見合わせて、互いの顔を見合うと
笑ってしまった

「ギョンスくんが留学するまでの間、何でもしよう。したいこと、喧嘩、言い合い...その他...あれとか...うん...はは」

『あれって何？』

「わかってるのに聞くな！」

彼が留学するまであと4ヶ月...

私と彼は今までよりも色濃い付き合いを始めることができそうだ