反省 ページ37
大して眠れもせずに朝を迎えた
いつもなら起きる起きない合戦が始まるのに
今日は1人寂しくベッドから起き上がり、リビングへと出る
彼は...今日は何時に起きるのだろうか...
一応起こした方が良いのかな...
自分から一人で寝るって言ったのにそんなことしたら恥ずかしいよな...
と自問自答を繰り返す
取り敢えず、彼が必ず起きるであろう6時半まで待つことにした
一応、朝ご飯も二人前作り
6時半を迎えたが...
彼の部屋からは物音1つ聞こえてこなかった
ああ...出て行ったのかな...
と思い、玄関へ向かうも...
「...違うか」
彼が寝坊するなんて...
こんなに珍しいこともあるんだなと心配になる
「もう思い切って行くか...！」
柄にも無く彼の部屋の扉をノックする
...返事も物音も聞こえてこない
「...開けるよ？」
いよいよ心配になった私は
彼からの返事を待たずに扉を開けた
「...ちょ、ギョンスくん！？」
彼は...
「...も、もしもし？ 救急車を1台...はい、あ...意識はないです...男で23歳です。高熱があって...多分、意識を失ってから相当な時間が経ってると思います...はい」
無い頭を必死に稼働させる
「ギョンスくん...もう少しだから...」
靴下を脱がせて
圧迫している物を可能な限り緩めた
「...ごめんね」
また、彼を傷つけた
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作者名：dwaejinuna | 作成日時：2018年9月8日 17時
