気づいたときには【KS】 (ページ18)

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取り敢えずページ18

MC「ふふ...」

もうマークが微笑みを浮かべるだけでも
それを見ているのが辛くて
マークのことで軽くPTSDになりかけている自分の小さな器を憎んで、恨んで...自責の念にかられて
の無限ループを繰り返して...取り敢えずここから離れたかった

自分たちからここを立ち去るようにしたら
少し危ない気がする...初心者の私にでも分かりきっていることだった

彼の偉大さには本当に尊敬させられる

MC「わかったとは言わない
けれど、僕がしようとしたことについては謝るよ...ごめんね」

「うんん...大丈夫だよ...」

MC「僕は帰って頭を冷やすよ」

「うん」

MC「...じゃあ、風邪引かせたらごめんね
ギョンスくんも...バイバイ」

『...さようなら』

マークがこの場から立ち去った瞬間に

『危ない...っ』

気が抜けてフラフラと彼の体を目がけて
後ろから倒れそうになった

「大丈夫、大丈夫...」

『...帰るよ』

「歩いて帰ろ？」

同棲し始めた時に
あまりタクシーには乗らないようにしよう、と
2人で決めたルールが頭に浮かんだ

『馬鹿なの？』

「馬鹿...なのかな？」

『救急車かタクシー...どっちが良いの...』

「...後者でお願いします」

数分後にはタクシーが公園の前に来て

『すみません。隣町の...』

心地の良い彼の声を聞きながら

...私は安心して眠りについた