雨と情に流されて ページ12
「ジュンミョンさん...マーク...ごめんなさい」
SH「帰って早く休め...な？」
MC「そうだよ！A！ゆっくり寝るんだよ！」
...誰のせいで寝れないと思ってんだよ
泣きながら、胃液だけを吐いていると
外からマークが“泣いてるの？大丈夫？”と声を掛けてきて、その声を聞いて私はまた吐いた
トイレから出たあともバイトを続行しようと思ったけど、ドクターストップならぬジュンミョンストップがかかり今日は早上がり
SH「ギョンスには連絡入れといたからな。あいつ、お前のとこの駅まで迎えに行くって」
と、マークの前で余計な一言、二言を言う...
マークに彼の名前がバレてしまった瞬間だった...
一体、私はどんな顔をしていたのだろうか...
「...ありがとう、ございます」
ニヤニヤしているマークを横目にジュンミョンさんにお礼を言う
早上がりさせてもらったのは嬉しいけど
マークが0時までだから、そろそろ上がるから...
今日、私の彼の名前を収穫してしまったから
きっと、私が利用している隣の駅までついてくると思う
そして、彼の顔を見て...いつかは...
「あ〜ダメだ...」
そう呟いた時
私は駅へ向かわずに
バイト先から徒歩15分圏内の公園に居た
「...襲われるなら私だけで十分だよ」
携帯のロックを解除して...
《 ギョンスくん、お家に戻っててね
《 風邪引いちゃうから
雨に濡れながら
最後の一言を打つ
《 ギョンスくん、大好きだよ
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作者名：dwaejinuna | 作成日時：2018年9月8日 17時
