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ともくんに手を引かれてリビングへ行くと
そこにはやっぱりお兄ちゃんと亜美さん。
亜「こ、航基くん…」
兄「亜美、自分で言わなきゃダメだよ。」
亜「……うん。」
亜美さんは決心したかのように一歩前に出て
私と向き合う形になる。
何言われるんだろ…
怖いな…
そう思って俯きそうになった時
ともくんに背中を押されて一歩前に出る。
……目の前には、亜美さん。
「A、大丈夫やから。」
ともくんの言葉に背中を押され
面と向かって亜美さんを見る。
……やっぱり、美人さんだ…。
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亜「Aちゃん嫌な態度とっちゃって
本当にごめんなさい。ずっと謝りたかった。」
「……え?」
まさか亜美さんの方から謝ってくるなんて
想像もしていなかった。
亜「私が嫌な態度とったせいで、
気を遣わせちゃってごめんなさい。
ずっと素直になれなくて、けどこのままじゃ嫌で。
航基くんと神山くんに協力してもらいました。」
「……うん。」
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亜美さんが中学の時からお兄ちゃんと付き合うまで
ずっと好きだった男の子。
……それが私の元彼の涼太だったみたい。
亜美さんは涼太と中学が同じで
高校は離れてしまったけどずっと涼太が好きで。
涼太に彼女が出来たって聞いてもずっと好きだったみたい。
高校を卒業して、やっとの思いで
涼太を思い出にしてお兄ちゃんと付き合って。
何年か付き合った後お兄ちゃんにプロポーズされて
初めて私に会った時、その時は普通だった。
だけど結婚式の少し前あたりから
亜美さんは私に対して冷たくなった。
挨拶しても無視されたり、逃げられたり。
それは涼太の彼女が私だって
分かった時からだったみたい。
亜美さんはその態度をお兄ちゃんに注意されて
謝ろうと思ったみたいなんだけど
なかなか素直になれなかったんだって。
亜「私の醜い嫉妬からAちゃんに嫌な態度取って
本当にごめんなさい。許してくれとは言わないけど
Aちゃんが実家に帰りづらくなったのは
絶対に私のせいだから、ごめんなさい。」
「亜美さん…」
目の前の亜美さんはボロボロ泣きながら
私に必死に謝っている。
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アリス(プロフ) - はじめまして、読ませていただきました。まだwest事を知ったばかりなのです出来れば名前のとこメンバーカラーじゃなくて名前にしていただけると混乱せずに読めます。すいません (2020年2月1日 6時) (レス) id: c378339859 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - さーさん» さー様 応援ありがとうございます^_^そう言っていただけて嬉しいです!そろそろお話がいっぱいになって移行しますが、移行後もよろしくお願いします! (2019年10月31日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
さー - いつも楽しみに読んでいます!応援しています!今回もニヤニヤしつつ、感動しつつ読ませて頂きました。無理せず体調第1に考えてくださいね! (2019年10月30日 21時) (レス) id: 716768484e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - なつきさん» なつき様 心配して頂きありがとうございます( ; ; )体調は無事良くなったのでこれからもマイペースで頑張ります!いつもほんとありがとうございます! (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - あやかさん» あやか様 ありがとうございます(o^^o)待っていてくれていたなんてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2019年8月12日 9時