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「良かったら、召し上がってください！」
お父さんとお兄ちゃんを前に
またガチガチに緊張しているともくん。
そんなともくんを見て、お兄ちゃんが吹き出す。
「イケメンだから構えたのにただの好青年じゃん！
そんな緊張しなくて良いから！
Aの兄です、仲良くしてな〜。」
「よろしくお願いします！」
「神山くん、遠慮せず上がって行って。」
「すみません、お邪魔します！」
ノリの軽い兄、そして寡黙なお父さんとも
一応会話をしているともくんの姿にホッとする。
自分の大好きな人だもん、家族に認められたいよね。
それにしても、いつまで経っても
ビシッと姿勢を正して礼儀正しくしてる
ともくんが可愛らしい。
「あずき、ただいま〜〜！！」
私に駆け寄ってくるのは愛犬、あずき。
7歳の黒柴の女の子。
「うわ、柴犬や！かわええ〜！」
私があずきをモフモフして遊んでると
両親とお兄ちゃんから解放されたともくんが現れる。
さっきまで私に向かって尻尾を振っていた
あずきなのに、ともくんが現れた瞬間向きを変えて
ともくんの前で甘えている。なんか悔しい。
「ともくん、あずきと一緒に散歩行かない？」
「ええなぁ！Aの地元も見てみたいし！」
私の提案に笑顔のともくん。とあずき。笑
お母さんに聞いてみると、今日はまだお散歩に
行ってないみたいですぐにGOサインが出た。
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神山side
自分から行きたい、なんて言ったものの
やっぱり彼女の家族に会うのは緊張する。
26にもなって、まともに彼女の親に挨拶した
経験なんて今までなかったんやな〜なんて
呑気に考えるとさらに緊張する。
Aの実家は同じ市内やから
俺の心の準備が出来る前に最寄りについて、
それもお母さんが車で迎えに来てくれた。
優しそうなお母さんに、少し寡黙なお父さん。
そして明るく気さくなお兄さん。
Aの家族なだけあってみんな良い人や。
Aは実家帰りづらい、なんて言うとったけど
両親もお兄さんもAの事歓迎していて
なんだか安心した。
「ママ〜！お姉さんがいるよ！」
「そっち行っちゃダメでしょ？！」
後ろから聞こえた声に、振り返ると。
そこには小さな男の子と俺ら位の女の人。
先程の言葉と、俺と目が合ってバツが悪そうに
逃げる女の人を見てすぐに分かってしまった。
Aは義理姉に気を使っているんや、と。
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アリス(プロフ) - はじめまして、読ませていただきました。まだwest事を知ったばかりなのです出来れば名前のとこメンバーカラーじゃなくて名前にしていただけると混乱せずに読めます。すいません (2020年2月1日 6時) (
レス) id: c378339859 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - さーさん» さー様 応援ありがとうございます^_^そう言っていただけて嬉しいです！そろそろお話がいっぱいになって移行しますが、移行後もよろしくお願いします！ (2019年10月31日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
さー - いつも楽しみに読んでいます！応援しています！今回もニヤニヤしつつ、感動しつつ読ませて頂きました。無理せず体調第1に考えてくださいね！ (2019年10月30日 21時) (レス) id: 716768484e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - なつきさん» なつき様 心配して頂きありがとうございます（ ; ; ）体調は無事良くなったのでこれからもマイペースで頑張ります！いつもほんとありがとうございます！ (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - あやかさん» あやか様 ありがとうございます(o^^o)待っていてくれていたなんてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年8月12日 9時
