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「Aちゃん、ほんまにごめんな。」
「大丈夫です!七瀬支えてあげてください!」
「わ〜照史だ〜〜!」
珍しく3杯も生ビールを飲んだ七瀬は
案の定酔っ払い、桐山先輩を迎えに呼んだ。
いつもラブラブな2人だけど、
酔っ払った七瀬は更に大胆で人前で桐山先輩に抱きつく。
「七瀬〜!」
それを嬉しそうにあしらう桐山先輩も可愛らしい。
「桐山先輩、おめでとうございます!」
「Aちゃん、ほんまにほんまにおおきに!
今日モンチは迎えに来てくれるん?」
「ともくんは今日も東京なんですよ…。
あ、けど昨日会えたから大丈夫です!!」
「そっか。タクシー呼ぼか?」
「そんなに酔ってないから大丈夫です!
それより早く七瀬寝かさないと大変ですよ!笑」
「せやな。笑 ごめんな、いつも。
気をつけて帰るんやで!」
桐山先輩にもたれかかって歩く七瀬を見届けて
私も帰路につく。
ともくんが出張じゃなかったら
絶対迎えに来てくれただろうな〜。
なんて考えると寂しい。
昨日会ったばっかりなのに、贅沢な気持ち。
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電車を降りて改札を出た時、ちょうどスマホが鳴り
画面を見るとともくんからの電話だった。
「……もしもし。」
「あ、出た。良かった〜。もう家着いた?」
「今ちょうど改札出た所。」
「Aが家着くまで電話してええ?」
「もちろん!もしかして、桐山先輩に聞いた?」
「んー、まぁそんなとこやな。笑」
バレたか、なんて笑ってるともくんだけど
電話くれた事も声が聞けることも
寂しいと感じてた私にとっては嬉しかった。
「Aは年末年始、どーするん?」
「いつもお正月は実家に顔出すから
今年も顔だけは出そうかな〜って。ともくんは?」
「俺は年明け出張で本社行くから
実家はその時でええかな〜思ってん。」
「年末年始お休みはあるんだよね?」
「もちろん休みやで。んで、名古屋帰るんやけど。
Aの実家、一緒に行ったらあかん?」
ともくんの言葉にびっくりして声が出ない私。
「ごめん。嫌やったら大丈夫!」
ただ、俺の家族に会ってくれたやん?
俺もAの家族に会ってみたいな〜って思ってん。」
「ともくんちみたいに、仲良くないけど
会ってみたいって思ってくれるの嬉しい。
お母さんに言っとくね。」
「おん!」
いつもは実家に帰るのが嫌だけど。
ともくんのお陰で少し楽しみになった。
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アリス(プロフ) - はじめまして、読ませていただきました。まだwest事を知ったばかりなのです出来れば名前のとこメンバーカラーじゃなくて名前にしていただけると混乱せずに読めます。すいません (2020年2月1日 6時) (レス) id: c378339859 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - さーさん» さー様 応援ありがとうございます^_^そう言っていただけて嬉しいです!そろそろお話がいっぱいになって移行しますが、移行後もよろしくお願いします! (2019年10月31日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
さー - いつも楽しみに読んでいます!応援しています!今回もニヤニヤしつつ、感動しつつ読ませて頂きました。無理せず体調第1に考えてくださいね! (2019年10月30日 21時) (レス) id: 716768484e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - なつきさん» なつき様 心配して頂きありがとうございます( ; ; )体調は無事良くなったのでこれからもマイペースで頑張ります!いつもほんとありがとうございます! (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - あやかさん» あやか様 ありがとうございます(o^^o)待っていてくれていたなんてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2019年8月12日 9時