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「誘ってきたのはAやからな?」
「うん。」
ともくんに抱きかかえられて、ベッドへ向かう。
こんな時でも体拭いてくれたり、
ちゃんと電気を消したり。
相変わらず几帳面すぎるともくんに笑えてくる。
「なに笑っとるん?」
「なんでもなーい。」
「なんやねん。」
「ともくん可愛いなーって。」
「Aの方が可愛ええから。」
呆れながらそう言うともくんも、可愛い。
けど、ともくんを可愛い、なんて思えるのはここまでだ。
だって、ここからはともくんがオスになるから。
行為中のともくんは限りなく男、だ。
格好良くて、繋がった身体は気持ち良くて。
ともくんの事しか考えられなくなる。
「あんまり小馬鹿にするんやったら、
明日仕事やけど手加減せーへんで?」
なんて言い出すともくんは、
もうスイッチが入ってしまっていて。
他の誰よりも格好良くて、ドキドキするのだ。
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事が終わり、
律儀なともくんは自分と私の服を着せた後
私の隣で腕枕をしてくれる。
男性には賢者タイムというものがある、
と友達に聞いた事があるし。
実際元彼にも賢者タイムは存在した。
しかしともくんにはそれを感じる時間がない。
いつも行為が終わった後も
ベタベタに甘やかしてくれて、満たされる。
「ともくん、いま何時?」
「んーもう2時やな。」
「早く寝ないと起きれないよ?」
「俺早く寝ても起きれないんやけどな。笑」
「しっかりしてるのに、朝は弱いよね。」
「せやな。朝ばっかりは得意になれへん。
やけど、起きた時目の前にAがいると
めっちゃ幸せやな〜って思うで。」
「それは私も。
寝る時も起きる時もともくんいないと寂しい。」
「ほんま可愛ええなぁ。幸せ。」
そう言って私に優しくキスするともくん。
行為中のともくんとはまた、ギャップがある。
「ずっと俺とおってな?」
「うん。ともくんだいすき。」
ともくんの胸に顔を埋めると、
私の頭を優しく撫でるともくん。
骨ばった、綺麗なその手も。
その手の感触も、全部だいすき。
明日も仕事だからちょっと憂鬱なはずなのに。
幸せな夜だった。
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全くの余談です。
某雑誌。買いました。
入社4年目26歳。
本当にこんなイメージでこのお話書き始めたので
現実化(?)したような気持ちで嬉しいです。
神山くん死ぬほどかっこよかったです…。
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アリス(プロフ) - はじめまして、読ませていただきました。まだwest事を知ったばかりなのです出来れば名前のとこメンバーカラーじゃなくて名前にしていただけると混乱せずに読めます。すいません (2020年2月1日 6時) (レス) id: c378339859 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - さーさん» さー様 応援ありがとうございます^_^そう言っていただけて嬉しいです!そろそろお話がいっぱいになって移行しますが、移行後もよろしくお願いします! (2019年10月31日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
さー - いつも楽しみに読んでいます!応援しています!今回もニヤニヤしつつ、感動しつつ読ませて頂きました。無理せず体調第1に考えてくださいね! (2019年10月30日 21時) (レス) id: 716768484e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - なつきさん» なつき様 心配して頂きありがとうございます( ; ; )体調は無事良くなったのでこれからもマイペースで頑張ります!いつもほんとありがとうございます! (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - あやかさん» あやか様 ありがとうございます(o^^o)待っていてくれていたなんてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2019年8月12日 9時