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それぞれ小瀧くんと連絡先を交換して、
ともくんと2人で帰路につく。
小瀧くんと別れてから口数は少ないけど
しっかり私の手を繋いでいてくれるともくん。
「俺んち、連れて帰るから。」
「うん。」
少しぶっきらぼうに言うともくん。
きっと、嫉妬してくれているんだ。
喜ぶところじゃなけれど、嬉しい。
遅くまで残業で忙しい中迎えに来てくれて。
ともくんに大事にされてるなぁって実感するたびに
胸がキュッてなってくすぐったくて。だけど心地いい。
朝まで一緒にいられる。
久々のともくんとの時間だ。たくさん甘えよう。
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「なぁ、何でのんちゃんの事、黙ってたん?」
二人で浴槽に浸かりながら、
私をバックハグした状態で尋ねるともくん。
二人でお風呂に入るのは、
ともくんとの初体験以来で緊張する。
「ともくん忙しいのに心配させるの悪いなって。
最初はラーメンの予定だったから、
早く食べて早く帰ろうって思ってたの。」
「黙ってられた方が不安になるで?
今回はのんちゃんだから良かったものの、
Aに何かあったら俺耐えられへん。」
「うん、ごめんね。」
「あと、最初のんちゃん見たとき焦った。」
「え?」
「流星から聞いたんやけど、
のんちゃんサッカーめっちゃ上手いんやって。」
「あ、それ言ってた!
藤井も結構有名な選手だったんだってね!」
「おん。
高身長でイケメンで、サッカー上手いとか
A取られそうで不安になったわ…」
「私別に高身長でイケメンのサッカー部が
好きなわけじゃないからね?
小瀧くんといてもずっとともくんの事考えてたし、
小瀧くんにともくんの話ばっかりしちゃったもん。」
「ははっ、それは嬉しい。
ずっと俺のことだけ見ててな?」
「ともくんの事しか見てないよ?
けど私だって、ともくんが楓さんに再会して
また好きになっちゃったらどうしようって、
気が気じゃなかったよ…。」
「それは、ごめん。
やけど俺もAしか見えてへんから。」
そう言って正面から私を抱き締め直して、
優しくキスをしてくれるともくん。
ともくんとのキス、久しぶりだ。
ドキドキするんだけど安心する。
「……ともくん。」
「ん?」
「久しぶりに、……したい。」
「あー。もう可愛すぎや!」
思いっきり私を抱きしめるともくん。
あぁ、幸せだ。
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アリス(プロフ) - はじめまして、読ませていただきました。まだwest事を知ったばかりなのです出来れば名前のとこメンバーカラーじゃなくて名前にしていただけると混乱せずに読めます。すいません (2020年2月1日 6時) (レス) id: c378339859 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - さーさん» さー様 応援ありがとうございます^_^そう言っていただけて嬉しいです!そろそろお話がいっぱいになって移行しますが、移行後もよろしくお願いします! (2019年10月31日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
さー - いつも楽しみに読んでいます!応援しています!今回もニヤニヤしつつ、感動しつつ読ませて頂きました。無理せず体調第1に考えてくださいね! (2019年10月30日 21時) (レス) id: 716768484e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - なつきさん» なつき様 心配して頂きありがとうございます( ; ; )体調は無事良くなったのでこれからもマイペースで頑張ります!いつもほんとありがとうございます! (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - あやかさん» あやか様 ありがとうございます(o^^o)待っていてくれていたなんてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2019年8月12日 9時