神山くんと恋をする。3

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神山side





桐「神ちゃん」



神「微妙な空気にしてごめん。」



重「俺がうるさかったから、、、」



神「それはいつもやろ？笑」



藤「神ちゃんの元カノが日向楓やなんて驚いたわ。」



桐「それはほんまに驚いた。
Aちゃんには言ってあったん？」



神「楓って名前は知っとって、
高校までの写真は実家で見せたんやけど。
アナウンサーになった事は言ってへん。
言ったらA気負って悩みそうやから。」



重「Aちゃん謙虚やもんな。」



藤「けど、Aってなかなかもろいで？
神ちゃん追いかけた方が良いんちゃう？」



桐「とりあえず今は、七瀬に任せときや。
戻って来てからが神ちゃんの出番やで。」



神「おん。みんなごめんな。」





せっかく楽しいはずの旅行やのに、
俺のせいでみんなに迷惑をかけてしまった。
俺が謝れば笑ってくれる3人。
ほんまにええ仲間に出会えた。




Aの性格やから、
楓が最近テレビでちょこちょこ有名になってる
アナウンサーの楓やって知ったら。



「私じゃともくんと釣り合わない。」



なんて俺からしたらめちゃめちゃ可愛ええこと
言うんやろうって想像がつくんやけど。



けどそれってAは楓と比べて
楓より劣ってる、なんてきっと悩むのだろう。
悩む必要ないのにな。



たしかに久しぶりに会った楓は
大学の頃より綺麗になったとは思うんやけど。
俺からしたらAの方が遥かに可愛ええと思うし
比べ物にならないくらいAが好きや。



だからあまり比べて悩んで欲しくないし、
Aを楓に会わせたくなかった。
気づかれへん様に下向いたったけど、
結局気づかれてしまったしな。



俺が気まずいから会いたくないんやなくて、
Aにそんなことで悩んでほしくなかったし
嫌な気持ちにさせたくなかったんやけど。
結局嫌な気持ちにさせてしまって俺、情けないな。




せっかくAも楽しんでたのに
嫌な思いさせてもうた。
今は伊藤がケアしてくれてて、照史さんも
伊藤に任せとけって言ってくれたから。
戻って来たらちゃんと俺がケアせんといかんな。





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