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「待って、それはだめっ！！」
ともくんが卒アルをベッド下の引き出しに戻した後
写真なんかを入れるファイルを手にしていた。
そこにはまだともくんと文章でやりとりしていた頃の
メッセージカードが全てしまわれている。
絶対に見られたくない。
「だめって言われると見たなるやん。笑」
なんて笑いながらでファイルを持った手を
高く上げて取れないように意地悪してくる。
「それは本当にだめだから！！」
そう言って私も負けじとを伸ばすも届かず。
バランスを崩してベッドに倒れこむ。
「A、大胆やなぁ。
俺のことベッドに押し倒すやなんて。笑」
私とベッドの間には
私の顔を見て意地悪な笑顔でそう言うともくんがいた。
恥ずかしくて急いで逃げようとしたけど、
ともくんに抱き締められて動けない。
「ともくん、恥ずかしいから離してっ」
「恥ずかしがってるAが可愛いから離せんなぁ。」
今は少し強引で意地悪なともくんだ。
諦めて、ともくんにひっついてみる。
ともくんもドキドキしてくれてるのが、嬉しい。
「なぁ。」
「なに？」
「こんなん大事に取っといてるん？」
見せられたのは先ほどのファイル。
「見ないでって言ったのに！」
「ここはAが恥ずかしがるとこやなくて
俺が恥ずかしがるところやで？」
さっきまでの余裕はどうしたのか
突然恥ずかしがりだすともくん。
「いやまじでこれはあかんな。
こん時の俺必死すぎやない？恥ずすぎ。
今すぐ燃やしたいレベルやな。」
「あの頃はそれが心の支えで、
残業の度にそれ読み返して頑張ってたんだから！
それがあったからともくんの事好きになったし。
ともくんとの大事な思い出なんだから！
私の宝物勝手に燃やさないでよね！！」
私がちょっとムキになって言うと、
「それほんまに言ってる？」
なんて私を疑うともくん。
本当だと伝えると、少し切なそうな顔になって。
また私をきつく抱きしめる。
「こんなんも大事に思ってくれてたん？
なんかめっちゃ嬉しいんやけど。」
「私からしたらともくんとの思い出は
全部全部大切なものだよ。」
「あ〜〜。
一昨日の夜あんな格好つけといて、あれなんやけど。」
「ん？」
「したい。 って言うたら怒る？」
そう言ったともくんの顔は、
少し恥ずかしいそうなのに。
男らしく凛々しい表情で、1秒も目が離せない。
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ゆい(プロフ) - まりんさん» まりん様 いつもお褒めの言葉ありがとうございます(o^^o)移行後もよろしくお願いします！ (2019年8月12日 8時) (
レス) id: 26e95f362f (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - とっても面白いです！移行も楽しみにしてます！ (2019年8月11日 23時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - なつきさん» なつき様 いつもお褒めのお言葉ありがとうございます（ ; ; ）いつも応援してくださるなつき様にそう言って頂けて嬉しいです。マイペースに頑張りますので、これからも見守ってくれると嬉しいです。いつもありがとうございます！！ (2019年8月5日 21時) (レス) id: 26e95f362f (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 何回もコメントすみません(T_T)お話が素敵すぎて…大好きすぎて…毎日読むのが寝る前の楽しみになっています(∀)いつも幸せをありがとうございます！できれば結婚後や子育ての話なども読みたいのが正直な気持ちですが…ゆいさんの目指す完結まで頑張ってください！ (2019年8月4日 23時) (レス) id: 3d1bfe0662 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - akatuba0531さん» akatuba0531様 コメントありがとうございます(o^^o)これからも面白いと思える作品作りをしたいと思っております、これからもよろしくお願いします！ (2019年8月4日 21時) (レス) id: 26e95f362f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年7月12日 21時
