神山くんと恋をする。2

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「Aの身体なんて触ったら
きっと俺最後まで止められないと思う。
最後までしちゃったら毎晩でもしたなると思うし。
俺やって、成人男性やからな。
だからその時が来たら、覚悟してな？笑」




さっきの甘い雰囲気のともくんとは真逆で。
今私の目の前で、ふはっ、と笑っているともくんは
いつもと違ってギラギラしている。



さっきの甘々なともくんにドキドキしていたのに。
今はこのギラギラした男のともくんに
ドキドキしてしまっている私がいる。



ともくんの全ての表情に
いちいちドキドキしてしまっている私は
その度にどんどんともくんを好きになる。
きっとともくんには一生敵わないのだろう。



「じゃあ、明日デートしたい。」



「お、ええなぁ！
ちゃんとしたデートって初めてやな。」




付き合う前のデートと
ともくんの地元でのデート？
その他は家でのんびりしたり、買い物に行った位で
付き合ってからデートというデートをしていない。
仕事が忙しくて時間が取れなかった
っていうのも理由の１つなんだけど。



「ともくん行きたい所ある？」



「んー俺まだこっち来たばっかやしなぁ。
名古屋で定番のデートスポットとかないん？」



「定番かぁ〜。
動物園、水族館、あとお城とか？」



「水族館とかめっちゃデートっぽいやん。」



「じゃあ水族館行こっか！
ペンギン楽しみだな〜♡」



ともくんとだったら、どこでも嬉しいんだけど。
明日からともくんも連休だし。
明日デートしても明後日はお家でのんびりできる。
最近お互い仕事が忙しくて2人の時間が少なかったから
ともくんとの時間を目一杯堪能しよう。




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「おまたせっ」



「おん。いこか。」




久々のデートだから。
ともくんと初めてデートした時に
ともくんに似合ってるって言ってもらって
即買いしたワンピースを着て。
もう9月半ばだから薄いカーディガンを羽織る。
お化粧もいつもより少し濃い。張り切り過ぎかな？




なんて思ったんだけど。




「やっぱそのワンピース、似合っとるで。」




なんて嬉しい事を言ってくれる。
そんなともくんは今日は流した前髪を上げていて。
いつも格好良いんだけど今日は一段と格好良い。




「ともくんも。前髪、似合ってる。
おでこ出してるともくん格好良い、、、！」



「恥ずかしいからやめぇや！笑」



照れて私の手を取り、歩き出す。
ともくんはすごく格好良いんだけど、
なんだかんだすぐ照れる所がすごく可愛い。







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