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「A、とりあえずトイレ行こう。」
七瀬の問いかけに、
涙が溢れてしまわないようにゆっくり頷く。
「気持ち悪い？？」
私の事、本当に心配そうに覗き込む七瀬。
お酒、強くないけど。
いつもの一杯目の生ビール頼みたかったけど…
神山くんに少しでも可愛く見られたくて
可愛いカクテル頼んじゃったりして。
だけの、神山くんの隣には小さくて可愛い
美奈ちゃんがべったりで。
神山くんが私の事見てるはずないのに…
そう思うと自分のアピールは無駄な気がして
虚しくて涙が溢れて来る。
「A〜。大丈夫？？」
普段私はあまり泣かないから。
七瀬はびっくりしているのだろう。
「お、お酒っ、本当は回ってなくてっ、」
私が泣きながら静かに声をを絞り出すと
七瀬は優しく私の頭を撫でながら
うん、うんって聞いてくれる。
「神山くんと美奈ちゃんを見てたら
すごく胸が痛くなって……。」
「……うん。」
「なんかモヤモヤしてきて」
「うん。」
「泣きそうになってた所をシゲ先輩に見つかった。」
「Aさ、多分自分で思ってる以上に
神山くんの事気になってるんだね。」
「そうなのかなぁ〜」
涙が出てきたら鼻水まで出てきそうになった私に
「ほら、ティッシュ使って」
と七瀬がティッシュを差し出して来る。
「だって、塚田美奈に嫉妬してるわけでしょ？」
「し、嫉妬する、資格なんてないよ…。」
「嫉妬でしょ？認めて良いんだよ？」
「、、、嫉妬してるんだと思う。」
もう本当に可愛い〜って言いながら
七瀬は私に抱きついて来る。
「大丈夫、Aの方が100倍可愛い♡」
「七瀬、フィルターかかってるじゃん。」
「帰り道は2人なんだし。デート、誘うんでしょ？」
「うん。」
背中をバンバン叩いて前を向かせてくれる七瀬。
まだ神山くんを美奈ちゃんに
取られちゃったわけじゃないし。
ここで泣いてちゃダメだ。
「七瀬、私がんばる。」
「うん！応援してるよ！」
最高の味方がいるんだし。
帰り道、がんばろ。
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ゆい(プロフ) - ゆきまろさん» ゆきまろ様 お読み頂きありがとうございます(*^ω^*)早くあちらでも、こんなお話が書きたいです…！！ (2020年11月14日 0時) (
レス) id: 54155dbd77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまろ(プロフ) - やっぱりいいですね…！きゅんきゅんします！！ (2020年11月11日 22時) (レス) id: fd73da006f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 晴香さん» 晴香様 キュンキュンして頂けたようで嬉しいです(o^^o)今回はハイペースな更新でしたが、続編はマイペースに頑張っていくつもりですのでまた是非応援してください！ (2019年7月8日 22時) (レス) id: 26e95f362f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - こっこさん» こっこ様 お読みいただきありがとうございました(o^^o)只今続編の構成を考え中です。続編始まりましたらまた是非よろしくお願いします！ (2019年7月8日 22時) (レス) id: 26e95f362f (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - めちゃめちゃキュンキュンしました！！続編も読みたいです！！よろしくお願いします！ (2019年7月8日 3時) (レス) id: 61882fd64f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年7月2日 10時
