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「じゃあ神ちゃん、またな。」
「おん、流星また連絡するわ。」
東京に帰る日にちが同じやった俺と流星は
同じ時間の新幹線へ乗って東京へ戻った。
品川で流星が先に降りて
俺は一人で東京駅まで向かった。
休みはあと１日ある。
Aちゃんと話す時間はあるやろか。
早く話して真相を知りたい。
そんな事ばかり考えながら改札を抜け
乗り換えのホームまで歩いていると
後ろから肩を叩かれた。
「神山やん！同じ新幹線やったんやな。」
……なんで中間さんが居るねん。
「あ、中間さん。ご無沙汰してます。」
正直、会いたくなかった。
結婚どうこう以前に俺はこの人の彼女を
好きになって手を出してしまったんやから…。
「なんや他人行儀やなぁ〜。
なあ神山、Aから色々聞いたで？」
何を、どんな風に、聞いたのだろう。
中間さんの顔も見れずただただ背中が凍りつく。
「お前さぁ、Aの事傷つけたら
ただじゃ済まないからな？」
威圧的な笑顔でそう言う中間さんやけど俺には
『俺の女にこれ以上手を出したら殺す』
と言う風にしか聞こえない。
「えっと、あ、すみません。」
「謝るくらいなら最初から手ぇ出すなや。」
溜息をついて若干呆れぎみの中間さんが
なんだかすごく威圧的で怖いと感じた。
「あれ、その紙袋…。」
見覚えがある紙袋。
この前ブライダルフェアを企画した時に
俺が担当した式場の紙袋やったから…。
「あ、おん。今から打ち合わせやねん。
Aからまだ聞いてないん？
俺、結婚するんよ。」
「………おめでとうございます。」
「は！？ほんまに聞いてないん…！？
俺が間に入るのもなんかおかしな話やから
ちゃんとAの口から聞けよ！？な！？」
何故か慌てる中間さん。
……Aちゃんが話したかった事は
やっぱり中間さんとの結婚の事か。
新年そうそう付いてない。
俺、今年厄年やったっけ？
いや初詣行ったけど俺の厄年はもう過ぎていた。
やったら、なんで…？
アパートに帰る電車の中でもパニック状態で
全ては神様の意地悪だと思い込みたいくらいだ。
まあ、全て俺の軽率な行動の結果なんやけど。
完全に終わった。
そう思った。
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ゆい(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐ様 感情移入するとより楽しめますもんね(*^^*)わ〜私のお話大好きなんて本当に嬉しいです…(;_;)前作も読んでくださってたんですね…！嬉しい限りです！！今作も最後までよろしくお願いします♪ (2020年11月18日 17時) (
レス) id: 54155dbd77 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - いえいえ！私お話の内容に気持ちが引っぱられやすいみたいなんです笑 でもそれを楽しんむタイプでもあるので、とても楽しいです！！笑笑 ゆいさん書くお話大好きなんです！前作のお話も大好きで完結まで見守らせて頂きましたので今回も楽しみながら見守って行きます！ (2020年11月18日 13時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐ様までネガティブモードに！？すみません(；ω；)(；ω；)お話に感情移入してもらえるのすごく嬉しいです☆ (2020年11月18日 12時) (レス) id: 54155dbd77 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - やっぱり主人公ちゃんに気持ちを寄せ過ぎちゃいますね汗 私も切なすぎて仕方なくなって胸が苦しくなります！涙 ネガティブになるのも分かるし、気持ちが分かりすぎるので私までネガティブモードに？！笑 引き続き2人の恋を見守りたいと思います！！ (2020年11月18日 1時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ももさん» もも様 はじめまして(o^^o)そうですね、切なさも幸せへの試練なのかもしれません…！！これからの展開も楽しみにして頂けると嬉しいです♪ (2020年11月17日 23時) (レス) id: 54155dbd77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2020年10月14日 21時
