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「……A？」
「ごめん、考え事しちゃった。」
「………淳太さんの事？」
「………うん。」
「ごめんね、私、Aの気持ちも考えずに
自分の話ばっかりしちゃった。」
「そうじゃないの、舞香の話は聞きたいし
話してくれたのすごく嬉しいよ。」
「淳太さんの事だから今回時間作れなかった代わりに
びっくりする様な所連れてってくれるんじゃない？」
「……ふふ、ありえそう。」
私はお家で二人でケーキ、でも十分なんだけどな。
けど淳太くんはきっと私じゃ手の届かない様な
素敵なところへ連れて行ってくれるのだろう。
「てか舞香、着てく服あるの？貸そうか？」
「……いいの！？」
「もちろん！たくさんあるよ。笑」
「Aが淳太さんと会う時着てく服なら間違いない！貸してください！！」
「ふふっ、明日も早いし今日はこの辺にして
私の家に服、取りに行こっか。」
「A〜ありがとう〜！！今日はおごる！！」
「ほんとに！？やった〜！！」
最近活躍していないフォーマルワンピース達。
舞香に使って貰えるならきっと嬉しいだろうし。
私の代わりに二人を見届けてくれるだろう。
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「柴崎さん、この子お願いできる？」
「了解です！」
クリスマス当日。
賑わうクリスマスマーケット会場。
私が担当してるインフォメーションスペースへ
小さな女の子を連れてやってきた神山くんは
私のことを苗字で呼んで、完全に仕事モードで
不覚にも格好良い、と思ってしまった。
「前島あかりちゃん、5歳。
八王子からパパとママと来たやんな？」
「うん。パパとママがつれてきてくれたの。
だけど、あかりまいごになっちゃって…。
おにいちゃんがここまでつれてきてくれたの。」
そう言いながら少し不安そうに神山くんの手を
ギュッと握るあかりちゃん。
「今からはこのお姉ちゃんと一緒にここにおるんやで？
絶対パパとママ迎えに来てくれるからな！」
「……うん。ありがとう、おにいちゃん。」
小さなあかりちゃんと同じ高さまでしゃがんで
優しくあかりちゃんの頭を撫でる神山くんの表情は
今まで見た事ないくらい優しい表情だった。
あかりちゃんはきっと今不安なはずなのに。
この状況でさえ神山くんにキュンとしてしまう私は
自分で思っている以上に重症かもしれない。
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ゆい(プロフ) - かりんとうさん» かりんとう様 はじめまして、コメントありがとうございます(^^)毎日の楽しみにして頂いてるなんて…嬉しいです(/ _ ; )とっても励みになる言葉ありがとうございます…！これからも是非よろしくお願いします。 (2020年10月14日 12時) (
レス) id: 4e46bbcb30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 早希さん» 早希様 はじめまして(^^)コメントありがとうございます。ハッピーエンドの予定で書き始めたお話なので、これからの試練も暖かく見守っていてくれると嬉しいです(^^) (2020年10月14日 12時) (レス) id: 4e46bbcb30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐ様 大好きだなんて…(*´-`)すごく嬉しいです！ありがとうございます！これからも是非よろしくお願いします。 (2020年10月14日 12時) (レス) id: 4e46bbcb30 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - マジで最高です…急展開…!ほんまに毎日の楽しみになってます！！！更新頑張ってください！！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: 4724eb5db5 (このIDを非表示/違反報告)
早希(プロフ) - ハッピーエンドになってほしいな…と願ってます！ (2020年10月13日 21時) (レス) id: e6a8bc3b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2020年9月2日 22時
