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貴「お願いします」
湯「よかったわ。そんな固くならんでええのに」
貴「いやいや…なりますよ…」
湯「なー、突然になるけどさ」
貴「なんでしょう？」
湯「俺らを知ってたことはなんで言わへんかったの？無理して言わんくてもいいけど、やっぱ気になるし」
貴「…一つ目としては、なんか、私がファンだから、っていう先入観を誰にも持たれたくなくて。ファンならここ少しくらい許せるか、ってわくバンの皆さんに思われるのも嫌だったし、どうせファンだから対バン選ばれたんだ、ってお客さんに思われるのも嫌だったし…」
湯「…ネガティブやなー。ま、でもわからんくはないけど。で、一つ目、って言ったってことは、二つ目の理由あるやんな？」
あー、なぜ。
なぜ私はこんな話し方をしたのだろうか。
だって、そんなの。
湯毛さんなら、いいかな。
貴「…私、牛沢さんが好きなんです」
小さな声も聞き取れたであろう湯毛さんはかなり驚いた顔。
貴「だから、もしかしたら牛沢さんに会えるんじゃないかな、みたいな、そんな下心があって。そういうのは、隠したいじゃないですか…。ごめんなさい、こんなんで…」
湯「別に全然気にしてないから！言い方はあれやけど、使えるもんは使うべき。売れるためにも、恋を実らせるためにも。それで誰かを傷付けるのは気が進まんけど、そんなこともないから、気にしんくていいんちゃう？」
貴「…ありがとうございます。あ、あの、でも…」
湯「わくバンのメンバーには言わへんよ。それから当日来るうっしーにも」
ああ、やっぱり牛沢さん来るんだよな、って。
嬉しい感情と、でも、来てくれたってなんにも変わらないかもしれない、って複雑な。
湯「うっしー、アザミ好きになると思うからさ、そっから、Aちゃんだけを見てもらうには、Aちゃん自身の努力やからな」
そう言って頭を撫でられる。
こんな風にされるのは、本当は苦手なのに、受け入れられるのは、湯毛さんが私の気持ちを汲み取ってくれているのがひしひしと伝わってくるからだろう。
貴「がんばりま…」
フル「あーーーーーーーーゆげぽがナンパしとる！！！！！」
貴「へ？」
フルコンさんのその一声で、みんなこちらに集まってくる。
湯「よかったわ、話終わっとって」
小さく私に呟く湯毛さん。
ほんと、優しい人だなー…。
うまいこと、湯毛さんが前に出ていってくれて、わくバンのみなさんと話してる。
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ゆる(プロフ) - 未愛さん» ありがとうございます！私もこの作品好きでした、とっても！！！番外編書きたいことありすぎるし、長編もテーマ絞れないし、ひいいい、ってなってます(^p^)笑 (2017年5月11日 1時) (
レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 黒羽さん» コメントありがとうございます！楽しんで読んでいただけてとっても嬉しいです(*´ω｀*)番外編に新作に…これからも頑張ります！！！！！ (2017年5月11日 1時) (レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - 完結おめでとうございます！ついに完結しちゃいましたー！今回の作品もとても好きなので寂しいです(>_<)気が向いたら番外編お願いします(笑)そして長編も楽しみです！読みたいのが多くて絞れませんでした(笑) (2017年5月9日 13時) (レス) id: 777314882c (このIDを非表示/違反報告)
黒羽(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます！牛沢side、another side共に楽しみながら読ませていただきました！長編物も番外編も少しばかり期待してます|ω･)←←面白くてほっこりする作品を作っていただきありがとうございました！(日本語おかしくてすみません(>_<;)) (2017年5月8日 4時) (レス) id: 0ae5c48f55 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 蒼乃さん» ありがとうございます(;_;)めちゃくちゃ更新遅れちゃってますが、ぼちぼちで頑張りますので待っててくださいいいい！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2017年2月11日 0時
