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哲「こいつ、人見知りするんすよ。すいません」
気付けばてっちゃんが横に来て、頭をぽんぽんとしてくれた。
湯「ああ！ごめんなあ…初対面だし男だしで緊張するやんな。よかったらまた後でもええから、話そな〜」
そう言って湯毛さんは楽屋へ向かう。
その後も少し演奏をしてから、最初に通された楽屋へ戻る。
貴「ひえー…歌った歌った」
秋「今日よかったじゃん」
貴「へ？」
哲「ん、当日もこんくらいでいきてーな」
秋「俺もつめねーと」
褒められてるの？って聞けば、二人して笑って、そうだよ、って。
こういうとこが、好きなとこ。
だめなとこは、お互い怒るし厳しいし。
でも、真っ直ぐに褒めてくれるときもちゃんとある。
照れくさいんだけどね。
ドアがノックされる音。
てっちゃんが返事をする。
「失礼します。今わくバンも演奏してますんで、よかったら客席から聴いてください。本人達も、聴いてほしい、と言ってましたので…」
スタッフさんがにこりと伝えに来てくれた。
それは…行くしか…。
秋「行かせてもらおっか」
あっくんが最初に立ち上がって、てっちゃんも立ち上がるから、私も急いでそれに続く。
静かに客席に行けば、音で溢れてる。
ああ、久々に客席側からゆっくりステージを見てるかもしれない。
貴「…この声は、やっぱ敵わないな」
広がる湯毛さんの声に圧倒される。
わくバンの演奏が終われば、三人で拍手してステージに近寄る。
哲「お疲れさまっす。アザミの哲って言います」
秋「ベースやってます、秋です」
貴「…A、です」
挨拶をする私たちに、わくバンのみなさんも返してくれて、その場で立ち話が始まる。
あっくんもてっちゃんも楽しそうに話してる…どうしよう…。
湯「Aちゃん…」
貴「わ、はいっ！」
湯「お疲れ」
水のペットボトルを手渡される。
いや、そんな、さっきまで演奏してたのは湯毛さんなのに。
湯「大したものあげれへんけど」
そう言ってくすくすと笑ってるの姿はなんだか少年みたいで。
貴「あ、ありがとうございます」
湯「よかったら少し話さへん？秋くんと哲くんがあっこから抜け出すまで」
そう言って二人とわくバンのメンバーが話してる方を顎でくいっとさす湯毛さん。
気遣ってくれたのかな。
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ゆる(プロフ) - 未愛さん» ありがとうございます！私もこの作品好きでした、とっても！！！番外編書きたいことありすぎるし、長編もテーマ絞れないし、ひいいい、ってなってます(^p^)笑 (2017年5月11日 1時) (
レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 黒羽さん» コメントありがとうございます！楽しんで読んでいただけてとっても嬉しいです(*´ω｀*)番外編に新作に…これからも頑張ります！！！！！ (2017年5月11日 1時) (レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - 完結おめでとうございます！ついに完結しちゃいましたー！今回の作品もとても好きなので寂しいです(>_<)気が向いたら番外編お願いします(笑)そして長編も楽しみです！読みたいのが多くて絞れませんでした(笑) (2017年5月9日 13時) (レス) id: 777314882c (このIDを非表示/違反報告)
黒羽(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます！牛沢side、another side共に楽しみながら読ませていただきました！長編物も番外編も少しばかり期待してます|ω･)←←面白くてほっこりする作品を作っていただきありがとうございました！(日本語おかしくてすみません(>_<;)) (2017年5月8日 4時) (レス) id: 0ae5c48f55 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 蒼乃さん» ありがとうございます(;_;)めちゃくちゃ更新遅れちゃってますが、ぼちぼちで頑張りますので待っててくださいいいい！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2017年2月11日 0時
