最後には幸せだから許すか＊後編 ページ49
貴「…ごめ、なさい…」
キ「ん？」
貴「嘘、つかれてて…」
キ「は！？」
ぎゅって腰にまきつく彼女は、少し身体が震えてた。
貴「…怖かった」
キ「は、なんか、されたの？」
なあ、怒んないから、多分、だから、教えて早く。
貴「ちが、けど…飲み会って言われてたのに合コンで、彼氏いないことにしてって突然言われて、そしたらさっきの人に付いてこられちゃって…ちゃんと帰るときに言ったんだけど…信じてくれなくて…」
ああ。
俺がAちゃんに出会ったときもそんなことあったけど。
女の子にそれはひでーな。
キ「なんもされてない？」
貴「されてない…付いてこられただけ」
キ「手触られたり肩抱かれたりとかも？」
貴「してないよ」
キ「なんでそんな震えてんの」
貴「…いつ何されるかって、なんか、怖くて。早くキヨくんのとこ帰ってきたくて…」
可愛い、な。
キ「なんもなくてよかった…でも…」
貴「でも？」
キ「ちょっと危機感足りないんじゃないですか？俺が家空けてたらどーしてたの」
貴「ごめ、なさい…」
キ「んー、でもなんもなくてよかった。部屋入ろ」
ぎゅっと抱き上げてリビングに。
降ろしてからもぎゅっと抱き締める。
キ「迎えとか行くから」
貴「…え？」
キ「困ったらもっと早く連絡して？」
貴「ん…」
キ「あんなくそ男がAちゃんに触るなんてまじ最悪だし」
ふふ、って笑うから。
笑うとこじゃねーだろ、って俺まで笑って。
もう、身体は震えてなくて、よかった。
貴「キヨくん、キヨくん」
キ「何？」
貴「…へへ、好き」
キ「っ！」
にこにこしてそんなこと言ってくるから。
その唇にそっと唇を重ねれば。
またへらりと笑う。
幸せ、なんて呟くから。
さっきまでのことなんて簡単にどっかにとんでって。
目の前の彼女しか見えなくなる。
キ「あー、もうほんとそういうとこ可愛い、ずるい、好き」
貴「ふふ、ありがと」
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ゆる(プロフ) - 未愛さん» 素敵なアイデアを本当にありがとうございました！！！これからも続きますし、リクエストも待ってますので、よろしければぜひ〜！！！ (2017年9月21日 0時) (
レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - 更新お疲れ様です！彼氏時々元彼氏は、ゆるさんにアイデアを聞いて頂き出来たお話だったので、特別な思い入れがありました！リクエストも何回も聞いてもらって、どのお話も本当に大好きです(*^^*)ぜひまた読みたいですー！うしくんロスになっちゃいます(≧∀≦)w (2017年9月16日 1時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 未愛さん» いや！もうほんと！未愛さんのコメントには助けられてばかりでした(;_;)！優しいお言葉たくさんありがとうございます。何かあればすぐに伝えさせていただきますね！こんな我儘かいて、それでもまた読んでコメントくださって、本当に嬉しいです。ありがとうございます。 (2017年9月14日 23時) (レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - これからもゆるさんの小説読むしコメントもします。また突き刺さったら遠慮なく言ってくださいね(>_<)読む側だけじゃなくゆるさんにも楽しい気持ちでいてほしいのです(*'▽'*)読み手が待ってる！と感じず、ゆるさんのペースで無理せず更新して下さいね(*^^*) (2017年9月14日 14時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - お久しぶりです！何かあったのかなぁと心配していました。もしかして私無意識に傷つけてしまっていたかもしれません。すみません。でも、ゆるさんの小説大好きなんです(*´▽｀*)ほんとにほんとに、いつも読んで幸せな気持ちをもらってます♪また更新して頂き感謝です。 (2017年9月14日 14時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2017年1月3日 12時
