彼女の憂鬱#2 ページ34
キ『おい！聞いてんだろ！？お前ら何やってんの？おい、A！！！』
え、どういうこと。
牛「キヨごめん、このままもらうわ」
貴「え、うしくっ…んん…」
何言ってんの、って言おうとする口を。
ぎゅっ、って塞がれる。
うしくんの手のひらで。
牛『ごちそーさま』
キ『おい、ふざけっ…』
そこで、ぷつりと電話が切れる。
貴「何するの！」
牛「キヨに構ってほしいんじゃねーの？」
貴「…」
牛「キヨはお前のこと大好きだぞ？」
貴「…」
牛「それを、お前が信じてやれないんだったら、キヨに失礼だ」
貴「…ん」
牛「なーにがそんなにお前を不安にさせてんだよ」
貴「だって、私は、さ。どーせ、キヨくん以外の男の人なんて、うしくんか会社の人くらいしかいなくて。でもキヨくんの周りにはたくさん女の子いるでしょ？…今まで、全然大丈夫だったはずなのに…一緒に家にいても、ずっとドラマとかDVDとか、雑誌とか、そんなので可愛い女の子見てるキヨくんの横にいたら…なんか…」
牛「そんなことかよ」
貴「そんな、ことって…私の中では、気になっちゃうくらい…どんどん、好きになってるんだもん…」
また、ぽろぽろ泣き出すから。
わかったわかった落ち着け、って優しく頭を撫でられる。
貴「…キヨくんにしてほしい」
牛「俺で悪かったなww」
くすり、と二人で笑えば、インターホンがなる。
ドアをがちゃがちゃとする音。
牛「あらあら、さすが王子は姫のお助けが早いようで」
貴「え？」
牛「鍵もう開けてあるから入ってくるっしょ。お前の大好きなキヨくん」
そう言って。
頭に手を乗せて。
そっと微笑んで。
覗き込んでくる。
恥ずかしくて。
少し俯く。
キ「…何やってんの」
牛「え？」
キ「あー。そういうこと。何、より戻すの？俺は要らないってか」
貴「ちがっ…」
牛「ふーん。そうだとしたらそんなあっさり諦めてくれんだ。したら今日から俺ん家に泊めるから」
貴「ちょ、うしくん…」
キ「はあああああああ？誰が諦めるとか言いましたかーーーー！？要らないって言われても離れてやらねーわ、ばーか」
ぐいって腕を掴まれて。
キヨくんに引っ張られる。
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ゆる(プロフ) - 未愛さん» 素敵なアイデアを本当にありがとうございました！！！これからも続きますし、リクエストも待ってますので、よろしければぜひ〜！！！ (2017年9月21日 0時) (
レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - 更新お疲れ様です！彼氏時々元彼氏は、ゆるさんにアイデアを聞いて頂き出来たお話だったので、特別な思い入れがありました！リクエストも何回も聞いてもらって、どのお話も本当に大好きです(*^^*)ぜひまた読みたいですー！うしくんロスになっちゃいます(≧∀≦)w (2017年9月16日 1時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 未愛さん» いや！もうほんと！未愛さんのコメントには助けられてばかりでした(;_;)！優しいお言葉たくさんありがとうございます。何かあればすぐに伝えさせていただきますね！こんな我儘かいて、それでもまた読んでコメントくださって、本当に嬉しいです。ありがとうございます。 (2017年9月14日 23時) (レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - これからもゆるさんの小説読むしコメントもします。また突き刺さったら遠慮なく言ってくださいね(>_<)読む側だけじゃなくゆるさんにも楽しい気持ちでいてほしいのです(*'▽'*)読み手が待ってる！と感じず、ゆるさんのペースで無理せず更新して下さいね(*^^*) (2017年9月14日 14時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - お久しぶりです！何かあったのかなぁと心配していました。もしかして私無意識に傷つけてしまっていたかもしれません。すみません。でも、ゆるさんの小説大好きなんです(*´▽｀*)ほんとにほんとに、いつも読んで幸せな気持ちをもらってます♪また更新して頂き感謝です。 (2017年9月14日 14時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2017年1月3日 12時
