隣が一番 ページ29
牛「お前らってデートとかしねーの？」
キ「は？」
牛「出掛けたー、とか、旅行いったー、とか、どっちからもそういう話聞かねーからさ」
キ「ああ…」
やべえ。
一緒に居れるだけで幸せとかいう能天気野郎すぎてそんなこと考えてなかった。
てかAちゃんも言わないし。
いや、でも待てよ。
うっしーがわざわざこんなこと言ってくるってことは…？
キ「…Aちゃんから相談とか、されたの？」
むかつく。
ほんとは聞きたくない。
でも、Aちゃんのことはちゃんと幸せにしたい。
なんかあるなら、俺に話してほしいけど。
うっしーでも許すから、やりたいこととか、叶えてあげたい。
牛「いや、別に」
キ「んだよ、それ！！！」
牛「あいつは言わねーよ、多分。行きたいとこあっても、やりたいことあっても、多分言わない。だから、キヨが家こもってたら、Aもそのまんまなんじゃねーの？ま、でも元々のあいつはアクティブなやつだから。それだけ教えといてやるよ」
にやにやしてくるうっしー、むかつく。
一発殴りたいとこだけど、感謝もしないといけないとこというのがなおむかつく。
おう、とだけ返してその場をあとにする。
.
貴「おかーえりー。ねね、今日ご飯作ったよー！ちょうどできたとこだから、食べよ？」
玄関でにこにこされるから、悔しくなる。
我慢させてんのかな、とか。
ほんとはもっとやりたいことあんのかな、とか。
俺じゃ言えないのかな、とか。
貴「キヨくん？」
どうしたの？って言いかけるAちゃんを抱き締める。
キ「行きたいとこ、ある？」
貴「へ？」
キ「…Aちゃんが一番行きたいとこ。遠くても日数とか金とかかかっても連れてくから。…ある？」
もうどうしたの、ってふふって笑ってから、俺の腰に手を回してきゅっと力をこめてくる。
そのまま背伸びしてきて、耳元にAちゃんの唇。
貴「キヨくんの隣がいいかなあ」
キ「っ！」
するり、と腕を離される。
吐息も温度も、耳から離れない。
貴「ふふ、だからご飯、食べよっか？冷めちゃうしね」
やっぱり、敵わない。
彼女は俺の何倍もできる人。
キ「ほんとにほんとにほんとにないの！？」
貴「もー、ご飯食べながら大声出さないのっ！」
キ「…ないの？」
貴「んー…あ、じゃあ美味しい野菜食べに行く？」
キ「ごめんなさい」
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ゆる(プロフ) - 未愛さん» 素敵なアイデアを本当にありがとうございました！！！これからも続きますし、リクエストも待ってますので、よろしければぜひ〜！！！ (2017年9月21日 0時) (
レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - 更新お疲れ様です！彼氏時々元彼氏は、ゆるさんにアイデアを聞いて頂き出来たお話だったので、特別な思い入れがありました！リクエストも何回も聞いてもらって、どのお話も本当に大好きです(*^^*)ぜひまた読みたいですー！うしくんロスになっちゃいます(≧∀≦)w (2017年9月16日 1時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 未愛さん» いや！もうほんと！未愛さんのコメントには助けられてばかりでした(;_;)！優しいお言葉たくさんありがとうございます。何かあればすぐに伝えさせていただきますね！こんな我儘かいて、それでもまた読んでコメントくださって、本当に嬉しいです。ありがとうございます。 (2017年9月14日 23時) (レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - これからもゆるさんの小説読むしコメントもします。また突き刺さったら遠慮なく言ってくださいね(>_<)読む側だけじゃなくゆるさんにも楽しい気持ちでいてほしいのです(*'▽'*)読み手が待ってる！と感じず、ゆるさんのペースで無理せず更新して下さいね(*^^*) (2017年9月14日 14時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
未愛(プロフ) - お久しぶりです！何かあったのかなぁと心配していました。もしかして私無意識に傷つけてしまっていたかもしれません。すみません。でも、ゆるさんの小説大好きなんです(*´▽｀*)ほんとにほんとに、いつも読んで幸せな気持ちをもらってます♪また更新して頂き感謝です。 (2017年9月14日 14時) (レス) id: a24880d8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2017年1月3日 12時
