下宿先の《K.N》

熱い ページ23

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「んん、重岡くんうるさいぃ、い…」




やっと起きたと思ったら、俺の上でもぞもぞ動いて、また寝やがった





そろそろこの体勢もきついし、そろおっと体引き抜いて、ソファに寝させる





さっき、俺のシャツの首回り、軽く掴まれたとこ
めっちゃあっついねんけど






てゆうか体自体熱い






こいつが熱いんか？






「神ちゃん、こいつ熱かもしれん」






多分。さっきより息上がってるし




花が心配して泣きそうになりながら近づいてくるから、抱き上げた





「Aちゃ、うぇ、っ」





「よしよし、ただの熱やから大丈夫や、熱治ったら3人でどっかいこな？」





首に抱きついてくる花をしげに引き渡して、とりえずこいつを横抱きで部屋まで運ぶ






「ベランダで寝るからやんか、あほ」








「こた、き、くん」





「喋んな、寝とけ」





しんどそ






この家の人たち皆風邪引かへんから薬とかないんちゃん






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