僕らにだけ.うら (ページ38)

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S青×黄2 ページ38

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一瞬にしていろんなことが頭をよぎる…
ほんとはＵターンしてこの場から逃げたい。でもそんなん不自然すぎる……

意を決してその人物の前を通る…と、ガシッと手首を掴まれた。

「…おかえり、亮？」

亮「…た、だいま…章ちゃん」

章「もぉ～メールしても返って来おへんし、待ってたんやで～」

いつも通りの口調…だけど目が全然笑ってないし、手首を掴む手がめっちゃ痛い…折れそう。

これはやばい…本能的にそう思った。

手首をがっちり掴まれたまま、エレベーターに乗り、玄関を開ける。

玄関の鍵を閉めた途端、章ちゃんに壁に押し付けられ唇に噛みつかれる。いきなり口内で暴れる章ちゃんの舌、苦しい…苦しいけど章ちゃんに応えようと必死に章ちゃんの舌を追いかけ絡める。
そのうちにどちらのものかもわからない唾液が口の端から溢れる。

どのくらいかもわからない長いキスの後、章ちゃんは俺の首筋を舐める。そのまま耳に移動して耳に舌を入れてくる。クチュクチュと卑猥な音が直接鼓膜に響く…

亮「…はぁっ、…っ……んぅ…っ…」

身体をビクビク震わせ刺激を受ける。

亮「…っあああぁ…っ？！！！」

耳を舐めていた章ちゃんが突然耳朶をガリっと噛んだ。甘噛みなんかじゃない、痛みが走る。

章「…あ～あ、ごめんね？血出ちゃった……」

章ちゃんは悪びれもせず言うと噛んだ場所をベロッと舐める。

亮「…しょおちゃ、…な…っんで…………」

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