僕らにだけ.うら (ページ37)

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S青×黄ページ37

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収録も無事に終わって、楽屋に戻って来た。

携帯を見るとジンからの着信。大体内容はいつも一緒…一応かけ直すとやっぱり飲みの誘いやった。

事務所にきつく言われたからは控えてたけど、たまにはええやろ…俺は二つ返事でOKした。

電話を切った後、ちょうどみんな楽屋に戻って来た。それぞれに帰り支度を始める。

章「亮、この後は～？？」

亮「ごはん約束しとる」

俺が言うと章ちゃんは「そっかぁ～」「丸はぁ～？？」と丸を誘い始めた。

亮「じゃあ俺行くわ、お疲れー！」

みんなにそう言って楽屋を後にする。

久しぶりにジンに会うと積もる話も尽きなくて、また遊ぶ約束をして解散した。

その日以来、ジンと遊ぶ回数がすっかり以前のように増えてった。その分、家にいる時間や他の友達と遊ぶ時間、恋人と会う時間も減っていく。

俺と会わない時間が増えても、相手もその分友達や仲間と遊べるやろうし、自分の時間だって出来るやろう…と都合良く考えていた。

やっぱり仲間と飲む時間は楽しくて…久しぶりに女の子を抱くのは気持ち良くて、そんな生活をどのくらい続けた時だろう？

ジンの家や女の子とホテルに泊まることが多かったけど、珍しく1回女の子とシただけで自分の家に帰ってきた。

時計を見るとまだ2時。最近にしては早い。
そんな事を思いながらマンションの前まで来た時、マンションの植え込みのところに見慣れパーカーのフードを被り、マスクをした人が座ってるのが目に入った……

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