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橙×青 ページ16




横「ヤスー、次の公演の時なんやけどな…」
トランペットを持ちながら章ちゃんの前に立つ横ちょ。
章「ん?あぁ、あっこの入りな…」


大「やすぅー、時間になったら起こしてなぁ…」
章ちゃんの膝に頭を乗っけて眠りにつく大倉。

章「ちょ、おおくらぁ…重いってぇ…」


す「やすーこの譜面なんやけどな、ここアレンジしていった方がええと思うねん」
譜面を持って章ちゃんの前にしゃがむすば.るくん。

章「んー…確かにこのまま行くよりそっちのが盛り上がるんかなぁ…ちょっと1回変えてやってみたいなぁ」


亮「しょうちゃぁ〜ん!これ、食べる??この間言ってたとこの唐揚げ、めっちゃ美味いで!」
「うんっ」と答える章ちゃんにいつものようにぎゅっと唐揚げを握って“あーん”する亮ちゃん。

章「…っんん!なにこれ!めっちゃ美味いなぁ〜♪」


雛「みんなヤスにいっぺんに話しかけすぎやってー…なぁヤス、衣装のことなんやけどさ…」
みんなを制したと思ったら自分もしっかり章ちゃんに相談を持ちかける村上くん。

章「あぁ、この間のやつな…?」



(ぅー……僕今とっても寂しい…)

ソファの背もたれに顎を乗せながら、みんなに頼られてる章ちゃんを見ています。

(あぁ…章ちゃん…ニコニコ笑顔も可愛いけど、音楽のことについて話してる姿は真剣そのものでかっこいいです……どうしてそんなに可愛くてかっこいいんですかぁ…!!!)

頭を抱え、心の中で叫ぶ。顔をあげると口に何かが押し込まれた。目の前には亮ちゃん。

丸「………あら…なにこのジューシーで外はカリッと中はふわっとした物体は………?」

もぐもぐと口を動かしながら頬に手を当て半分おねえ口調で言う。亮ちゃんは「なんやねんそれー」とケラケラと笑っている。

丸「もぉ〜、亮ちゃんなんで突然唐揚げ口に押し込むんよ〜」

亮「なんや難しい顔しとったから美味しいもん食わしたろーと思って…美味いやろっ」

そう言いながら亮ちゃんは爆笑してる。ネチョネチョの僕の嫉妬心を亮ちゃんの優しさと美味しい唐揚げが少し溶かしてくれた……




.

橙×青2→←あとがき



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作者名:Yukinan | 作成日時:2016年8月20日 0時

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