響くは鈴の音、下駄の声。【銀魂】【神威】

其の丗伍 ページ39

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阿伏兎「神威、こいつは一応(・・)十二師団のまとめ役の筈(・)の総師団団長のAだ。」


「なにその強調された《一応》と《筈》は。泣くよ私。泣いていい？」


阿伏兎「勝手にやってろ。」


「あぶちゃん冷たい
阿伏兎「あぶちゃん止めろ。」


神威「女なのに？まとめ役？強いの？」


あー、この餓鬼地雷踏んだわ。「女なのに？」とか言いやがったわ。よし、落ち着け私。


「ねぇ、この餓鬼生意気なんだけど。目上に対して発言の仕方がこれ？ちゃんと自分の子供は躾なよ。」


阿伏兎「だから俺の子じゃねぇ」


神威「阿伏兎、本当にこいつが総師団団長？女だよ？」


またの地雷に、イラッと効果音がつきそうな程にイラつく。何こいつ、まじで何？もう宇宙に捨ててやれよ。こんな性格でどうやって春雨を渡っていくんだよ。


「‥‥‥もういい、怒るのも面倒‥‥‥。仕事行ってくる‥‥‥。そいつ、捨てといて‥‥‥。」


阿伏兎「疲れてんな、お前。」
「あのアホが無能なのが悪い‥‥‥。」


本当に無能なんだよあの提督。三徹目だぞ。何？あいつは私を殺したいの？


阿伏兎「捨てるのは無理だろ。鳳仙が(・・・)気に入ってんだぞ。」


「‥‥‥‥鳳仙？」


あのねぇ、阿伏兎。私をなんだと思ってるの？鳳仙を出せば済むと思ってない？ねぇ。


阿伏兎「嘘だと思うなら鳳仙に聞いてみろ。」


「ム‥‥‥」


鳳仙に聞いてみろってことは、本当じゃん。

阿伏兎、そう言う奴だもんなうわぁぁん！！


「おっけ、鳳仙が気に入ってるんならいいよ。まぁ、でもとりあえず。


鍛錬場行こうか。大体の力見たいし。







あと女のくせにって言ったこと後悔させてやる。」


阿伏兎「おい本音漏れてるぞ」


「あぶちゃん黙って死にたいの」


阿伏兎「理不尽かよ！？」



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