他にもまだまだ言いたいことはあるけどさ ページ12
・
白昼夢を見ている気がした。
それは一瞬の出来事で、でも、確かにあの人はその場で微笑んでいた。
それは、覆しようのない事実だった。
そして、妙に納得する。
ああ、そうか。そうだったのか。
時が、重なったのだ。
数年前の土方も、近藤さんは、きっと月命日の時にでも、重なった時に、あの人を見たのだ。
黄昏は、一説によると人ならざるものが見えるのだと言う。
重なった時、黄昏の光が、あの人をここに連れて来てくれたのだ。
いや。きっと、黄昏は俺の目に見えるように反射してくれたのだろう。
不意に、涙が溢れる。
たった一度だけであったはずだ。
あの人との逢瀬は、あの目があった一瞬と、俺の固まった表情。そして、ほころぶような笑み。
あれを、近藤さんも、土方も見たのだろうか。もしかしたら、姉上も見たのかもしれない。
《気に病まなくて良いんだよ》
と、あの人の声が聞こえた気がして、
俺は涙を流しながら、微笑んだ。
・
まぁ、生きてさえいればそれで良いよ→←人様に誇れるような生き方をする事。しなかったら‥‥‥‥分かるよな？
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山乙女 桜(プロフ) - 雪さん» あっ、ありがとうございますっ！ (2018年12月28日 14時) (
レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - ぐすっ何て良い話なの (2018年12月28日 13時) (レス) id: 55babfbb1a (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» 気づいてくれましたか！ありがとうございます！前作も一応そうなってます。 (2018年10月2日 6時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - タイトルだけ見て今更気づいたんですけど文章になっててまた泣けました。 (2018年10月2日 1時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» 嬉しいお言葉ありがとうございますゥゥゥ！ (2018年9月26日 7時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山乙女 桜 | 作成日時：2018年9月24日 23時
