つよつよ ページ9
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「お嬢ちゃん、どうだい？おじさんがお家まで送っていこうか？」
『おじさんだあれ？』
「おじさんはね、お嬢ちゃんのぱぱのお友達だよ。だから、安心して、」
『ぱぱはおともだちなんかいないよ？』
「ぱぱ泣くよ？？」
休日。探検も兼ねて家から出てきたAに、帽子をかぶった中年のおじさんが声をかけた。
『でもね、あたしきょうはあそんでるだけだから、おうちまでおくらなくていいんだよ？』
「いやいや君のままがね？迎えにいってくださいって！」
『えー、やだぁ。まだあそぶもん』
「でもすぐ帰ってきてって！お姉ちゃんが、」
『おねえちゃんいないもん。』
「お兄ちゃんが、」
『おにいちゃんかのじょのおうちにいるから！』
全くといっていいほど話ができない目の前の少女に、おじさんは若干引きつつ、それでもはなしをつづけた。
「お、おかしもあるよ！だから、ほら！」
痺れを切らしたのか、乱暴に手を引っ張り始めるおじさん。はなして！とさけぶも、去ってはいかない。と、
「何してんねん」
おじさんの後ろで、低めの声が響いた。ひなたが興味に惹かれて声の正体を見た。それは、まるで人間ではないような可愛らしい耳としっぽ。それから左右非対称の瞳。
『わあ、いぬさんだ！』
「ちゃうよ、私ケルベロスやねん。んで？何してんの、」
余りの圧に、ぱっと手を離したおじさん。そのまま一目散に逃げていった。
『いっちゃった！ねえ、おねえさんのおみみ、かわいい！』
「ほんまに？おおきにな、大丈夫やった？」
『うん、ぜんぜんへいき！わたしねひなたっていうんだよ！』
戌亥「戌亥とこ。気ぃつけて帰らなあかんよ？」
『とこおねえちゃん！！うん！ありがとう！』
久方ぶりの子どもに、無意識に口角が上がるのを感じながら、戌亥は笑顔で小さな手を振って走っていくひなたを眺めた。
戌亥「さて、と…誘拐未遂ってとこやな…閻魔様の仕事……増えてもうたやん…笑」
地獄の門番、ケルベロス。おじさんの走っていった方向へ、静かに、足の向きを定めた。
･
剣持「そういうことなんで、僕達が登下校ついてくことにしました」
伏見「防犯ブザーとか買った方がいいっすね。」
『わーい！がくおにいちゃんとけんもちのおにいちゃんがいっしょだー！！』
こうなりました。
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*24*(プロフ) - お友達のお名前、少し面倒かもしれませんが、読者側が設定出来るタイプにしたらどうでしょうか。主様の負担が増えてしまいますが…… P.S.更新ありがとうございます!!楽しく読ませてもらってます。これからも応援しています! (3月2日 7時) (
レス) @page19 id: 1f8786d2bd (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - またにじさんじにハマり今色々と見て回ってるとこ見させていただきました！！すごく面白くて気づいたら全部見終わってました！続き待ってます！ (3月1日 22時) (レス) @page18 id: a8c300d8b9 (このIDを非表示/違反報告)
本が大好きなハリネズミ(プロフ) - 友達なのでともこちゃん(漢字は考えてない)とか…安直すぎますかね？ (2月29日 17時) (レス) @page16 id: 73a477d291 (このIDを非表示/違反報告)
0 - あっ好きですLOVEです恋です(?????) (2月25日 18時) (レス) @page15 id: 645ad981c2 (このIDを非表示/違反報告)
サーマル - コメント失礼します。連載初期から読んでいるのですが、主人公とみんなとのやりとりがとても良きでお気に入りの小説です。リクエストでaknとの絡みをお願いできますか？これからも応援しています。 (2022年10月31日 15時) (レス) id: f29b2f6f74 (このIDを非表示/違反報告)
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