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私が目を覚ました時、お母さんもお父さんも美沙ちゃんもいた
３人とも泣いていた
美「…A？わかる？」
母「…よかった」
父「目を覚まして本当によかった…」
みんなの声は聞こえるのに返事ができない
体は力が入らなくて動かせない
一体どれくらい寝ていたのかそれすらもわからなかった
たまに大毅くんの声が聞こえてきた事があった
早く会いたいのに目が開けられなくて
手の温もりだけ感じていた
目を覚ましてからはしばらく夢なのか現実なのか区別をつけるのが難しかった
先生に今日は帰るように言われてお父さんもお母さんも美沙ちゃんも帰っていった
私はぼーっと天井を見ていた
もしかしたらずっと体を動かせないかもしれない
声も出ないかもかもしれない
そう考えると怖くて眠れなかった
夜中に何度か先生が来てくれて、色んな話をしてくれたりした。
大毅くんが何度も来てくれたり
ライブの歌声を電話越しで聴かせてくれたり
ずっと手を握っていた事も聞いた
私が眠っている間に感じた手の温もりは大毅くんだったんだね
そんな事を考えていると朝になっていた
病室が開く音がして誰か入ってくるのがわかった
母「Aおはよう
今日お父さんも美沙ちゃんも仕事で来れなかったの」
いいんだよ、お母さん。
そのままお母さんはお花の水を変えたり、病室を綺麗にしたりしていた
するとまた病室が開く音がして、お母さんは深く礼をして出て行った
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nila(プロフ) - yuinayuina0128さん» コメントありがとうございます！そして嬉しいお言葉ありがとうございます！！書いていて不安もあったのですが、楽しみにして下さってる方がいて嬉しいです(;_;)これからも引き続き更新していくのでよろしくお願いします！ (2020年5月29日 1時) (
レス) id: 47634150f5 (このIDを非表示/違反報告)
yuinayuina0128(プロフ) - めっちゃこのお話好きなんです！更新も沢山してくださって今お気に入りにしてる作品の中で一番楽しみにしてます！！これからも無理せず頑張ってください！！ (2020年5月29日 0時) (レス) id: d6cfde0590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nila | 作成日時：2020年5月28日 2時
