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この警備員全然話通じないじゃんって思っていたら、急に私の腕を誰かが掴んだ



?「おっちゃん、彼女俺らの知り合いですわ」



それだけ言うと警備員は

「失礼致しました」と深く頭を下げていた。



私の腕を掴んだまま早歩きで中に入って行くから、私は小走りになりながらそのままついて行く



それよりこの人何者なの?

フードかぶってるから顔も見えないし…




「……不審者?」



思わず声に出ていた。


その言葉に急に彼が立ち止まるから、私は彼の背中にぶつかる



「あ…ごめんなさい

えっと…不審者っていうのはその…」



慌てて説明をしようとして掴まれていた腕を離す



するとずっと黙って彼が急に笑い出した


?「ぎゃははは!

お姉さんおもろいですね!笑
俺は不審者ちゃいますよ」




そう言って彼はフードをとって私の方を向いた






「……え」







しげ…



なんで?





大「ずっと警備員と言い合いしてるの聞いてましたよ!
お姉さんめっちゃ強いなぁ!」




左頬に笑窪を作って笑いながら私にそう言う。



でも私の頭の中は真っ白で
自分が今どんな顔で彼を見ているのかもわからない



それでも彼は気にせず喋りだす




大「杉本の知り合いなんですよね?
Bスタジオなら俺らがいるところですわ!」



そう言って彼は歩き出す


もうただ着いて行くしかなかった



ずっと会いたかった人が目の前にいる
大好きな笑顔を私だけに向けてくれた

掴んでくれた腕が熱い…


でも彼はアイドル。
騒いだり馴れ馴れしくするのは違う。

私は必死に平然を装った。



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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅   
作品ジャンル:タレント
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作者名:nila | 作成日時:2020年5月15日 23時

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