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「なーんか直也かっこよくなった？笑」
直「うるせー！かっこいいのは前からだろ？笑」
車の後ろに私の荷物を積みながらそんな話をする
助手席の扉を開けてくれて
「はい、どうぞお姫様」
なんて言って直也はふざけてくる
懐かしいこの感覚に少し緊張が解けた気がした
直「このまま一回ホテルに向かうな！」
「うん」
直也が運転する姿初めて見たなぁって思いながらずっと見つめる
直「俺の顔になんかついてる？笑
そんなに見られると恥ずかしいんだけど」
「ごめんごめん(笑)運転してる姿初めてみたから」
直「あーそうだよな。
福岡では運転しなかったからな」
「うん。
……そういえば直也結婚してたんだね」
私がそう言えば彼は左手を見て微笑みながら言う
直「あぁ。最近な！
Aに報告しようと思ってたんだけど、仕事が忙しすぎてそれどころじゃなかったんだよ。
だからまだ結婚式もあげてないんだ」
「そうだったんだ！新婚さんじゃん！」
直「まぁな！
Aは？彼氏いねーの？」
「いるわけないでしょー」
直「相変わらずだな！
いい加減人に興味持てよ！
昔から芸能人とか周りの人間を冷めた目で見てたよな」
「まぁね。
興味が出なかっただけだから」
そんな私が今ジャニーズWESTにハマってるなんて、直也には絶対言えない
それにしげに恋してるなんて…尚更言えない。
ファンとして好きなんだと自分に言い聞かせ、私は車の窓から見える景色を見ながら下唇に力を入れた
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作者名：nila | 作成日時：2020年5月15日 23時
