Sincere love ... 《 S.D 》 (ページ35)

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いよいよ東京に行く日がやってきた

緊張して夜は眠れなくて、どんな毎日が待っているのかわくわくもしてた

福岡空港について手続きをして直也にLINEをいれる。

《もうすぐ飛行機に乗るよ》

直《わかった！気をつけて来いよ。空港まで迎え行くから着いたら連絡してな》

直也のメッセージを確認してスマホの電源を切る

飛行機なんて乗るの高校の修学旅行ぶりじゃないかななんて考えながら私は飛行機に乗った

短い時間のフライトだったけど前日眠れなかったせいで睡魔が襲い、東京に着くまで私は眠っていた

ーーーー・・・・まもなく着陸致します

アナウンスの声で目が覚める

ぼーっと着陸するのを窓から眺めていた。

無事に羽田空港に着いて私は直也に電話をかける

「もしもし？直也？空港に着いたよ」

直『お疲れ～！空港の入口出たところに車止めてるから、出ておいで』

「わかった」

そう言って電話を切ってから空港の出入口を探した

少し歩いてると外に懐かしい姿が立っているのが見えて私は駆け足で向かう

「直也！」

直『おぉ！A！久しぶり！』

「久しぶりだね！元気だった？」

直「めっちゃ元気！あ、車こっちだから」

そのまま迷いもなく私の荷物を持って歩き出す。

「あ…荷物ありがとう」

直『気にすんな。』

２年会ってなかっただけで前よりかっこよくなった直也。

東京っていう場所がそうさせるのか、

それとも一瞬見えた彼の左薬指についてる物がそうさせたのか…

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