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「ん…」
どれくらい寝ていたのか。
部屋は暗くなっていた
タイミング良く鞄の中に入れていたスマホが鳴る
「もしもし直也？」
直『お！寝起きの声ですねお嬢さん(笑)』
「うるいなぁ…仕事終わったの？」
直『あぁ、終わったよ。軽く飯でも行くか？』
「そうだね。でも直也きつくない？仕事終わりでしょ？」
直『大丈夫！打ち合わせだけだったし。
それより腹減って死にそうだから早く飯行こうぜ！』
「わかった。どこに向かえばいい？」
直『ホテルまで迎え行くからロビーにいて』
「わかった！ありがとう」
そう言って電話切って時計を見た
18時？！
私6時間も寝てたんだ……
急いで準備しなきゃ！
でもメイク直すにも仕事以外ではほとんどメイクしないもんな…
私は軽くメイクをしてロビーに向かう
昼間ピアノを演奏していた人はいなくて、変わりに心地よい音楽が流れていた
直「A！おまたせ」
入口から片手を上げてやってきた直也の手には大きな紙袋
「直也！お疲れ様。その紙袋どうしたの？大きいね」
直「あぁ、ちょっとさっき先輩から預かった荷物なんだ。
これを届けないといけなくて…
ここから近いからご飯の前に少し寄っていいか？」
「うん！大丈夫だよ！」
直「さんきゅー！」
車に乗り込みその場所に向かってる途中で
直「ここが事務所！ホテルから近いだろ？」
そう言って指を差す先にはでかいビルが見えた
「え！でかい！」
直「だろ？」
なんて言ってドヤ顔で私を見てくる
ホテルからは本当に近くて歩いても行ける距離で安心した。
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作者名：nila | 作成日時：2020年5月15日 23時
