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,
「えー…別におらんわ。やってイケメンやと思う人おらんし」
「やろ？それと一緒やねん。俺も」
「えー……う、ん…？？」
「何やねん。まだ分かれへんの？アホやろ」
「ちょ辛辣やな。シャオロンも何で今日そんなあたりキツいん。なんかしたっけ」
「………………いやー、別にー？」
「何やねんその間。絶対なんかあったやろ」
,
…別に、Aに何かされたわけでも言われたわけでもない
けれどさっき後ろから声をかけた時、首の後ろに赤い点のようなものが見えた
それはまるで…………
まさか誰かが無理矢理…なんて、？
…同僚と上司、はないか
だってずっとAの傍にいたんだから
誰かが手出しをしないように、ずっと恋人のような距離感でい続けたのだから
それなら、俺の知らない人、
……Aを盗られた
まさかAの好きな人？
そんなもの知らない
だってAは好きな人がいないと言い続けた
嘘をついていたのか
そんなA知らない
…可愛くて、不器用な俺だけのもの
お前には俺がおれば充分やから
どっか行かんといて
A
,
…黙りこくってしまった
何もしていない……とは思う
でもシャオロンの様子もおかしい
「えー……っと、ごめん？」
「……なんでAが謝んねん。別に、大丈夫やで」
そう私に微笑みかける
その笑顔はいつも通りのシャオロンだった
けれど、太陽のような明るい瞳は普段よりも雲がかかっているように見えた
,
「うまいこといったんかなぁ…」
3週間が経った今でもショッピから一切連絡は来ないまま
みれいと仲良くやっているのだろう
……正直なところ、期待していた
私のところにやって来てくれるのではないかと
下心しかない自分を鼻で笑う
「そんな訳ないよなあ……」
そんな独り言を呟いていた時、インターホンが部屋な鳴り響いた
…そういえば、一昨日化粧水頼んでいたことを思い出して、動きたがらない足を奮い立たせて玄関へ向かった
ドアスコープの穴から一応覗いてみる
そこにいたのは宅配員………ではなくショッピ
無表情に近いとも言えるその顔からは悲しそうな雰囲気が漂っていた
急いでドアを開けて、早く中へ入るよう促した
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ヤンデレキャラは1人くらいいたほうがストーリー的においしくなる
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作者名：ﾍｰﾃﾞﾙﾄｸﾞﾚﾃｰﾙ | 作成日時：2024年2月25日 21時
