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「毎週土曜にこの3人で遊んでんねん」
「………は、」
「ほら、私らちっこいときからの仲やってん。…あ、シッマのことはあんま知らんか」
「シッマって………こね…コネシマさん…やっけ。その人のこと？ショッピくんと仲良いってゆう……」
「そうそう」
「………ごめん、みれい。隠しとって……心配させたな」
そう言って謝るショッピは本当に辛そうな顔だった
………やっぱり、私のことは別に好きでもなんでもないんだろうな、なんて悲観的に考えていると後ろから肩をポンポンと叩かれる感覚がした
「………おい、どないなっとんねん。これ」
そっと耳打ちしてきたのはシッマ
状況をよく把握できていないようで困惑している
……もうこいつには隠すことはできないか
「あとで全部説明する。今は合わせて」
「………ん」
まだしっかり納得はいっていないようだったが、どうにか説得できた
私は、話を続ける
「そういえば、なんでここって分かったん？」
「ｯ………………！」
「ショッピからなんか聞いとった訳ではないよな」
「………GPS、つけた。スマホに」
「は…」
みれいの発言に引いたのか、ショッピは少し声が出て顔も引き攣っている
…まあ、自分の嫁に居場所が常バレているなんて普通に嫌か
「やって……不安やってんもんｯｯｯ!!なんで、帰ってきてくれへんの…。こんな、こんだけ心配しとったのに…なんで隠すん、？なんかやましいことあるん…なあ、…なあｯ!!」
「うっさ………」
段々ヒートアップしていくみれい
それに対して本当に鬱陶しそうに眉間にシワをつくるコネシマ
本来、女嫌いで女性が起こすこういったヒステリックが嫌いだといつも言っていた
けれど何故か私だけは例外らしい
多分昔からの付き合いだからだろう
「……みれい、ちょっと落ち着け。ここAん家やで。こんな時間やから近所迷惑にもなるし…」
「は？そんなもん関係ないし。……AもAで…人のもん盗ろうとして……クソが。うざ、ほんま」
突然、雰囲気が変わった
空気が凍てついたのが分かった
一瞬驚いたが、すぐにみれいに近づく
「…みれい…、」
「喋んなや、……昔っからウザかってんな。ショッピくん、人気やったし狙っとったんやけど………付き合ったら付き合ったで私だけ見てくれるわけちゃうかった…A……お前はずーっと片思いやったくせに、なんで、独りにならんねん」
「…………ぁ」
ポロ、と涙が頰を伝っていく
…なんで、
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作者名：ﾍｰﾃﾞﾙﾄｸﾞﾚﾃｰﾙ | 作成日時：2024年2月25日 21時
