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「こんな時間まで何してるん」
聞いたことのある声、いや…聞き飽きた声と言ったほうが正しいのだろうか
振り返ればそこにはシャオロンがいた
「コンビニでアイス買うとっただけ。シャオロンこそどないしたん。家こっち方面ちゃうやろ？」
「あー、俺は普通にここらへんに住んでる友達に会いに来ただけ」
「…へー、ほなまた＿＿」
「＿＿＿お前何しとんねん!」
この前のこともあったため、なるべく警戒しながらその場から離れようとすると、家にいるはずのショッピが珍しく焦った表情で私の腕を掴んでいた
「ショッピなんでここおるん!?」
「流石にこんな時間に1人で外出歩かすんはやばいなって思って追いかけてきた」
私のために。そう思うとなんだか嬉しくなる
しかしそんな気持ちを吹き飛ばすような声が耳に響いた
「………お前何なん。Aの彼氏？だるいねん」
それは紛れもないシャオロンの声
普段悪戯が成功した時キャッキャと赤子のような真似をしている人物から出ている声とは到底思えなかった
「確か………こないだの取引におった…シャオロンさん……ですよね」
「答えろや」
「……別に彼氏ちゃいますけど」
「ほんなら何やねん…………あのキスマお前がつけたんやろ？友達？兄弟？……はあそんなもん今更どうでもええわ。俺が…俺が先に目ェつけとったのになんでそれを…………ｯ！！！！」
静かな住宅街にシャオロンの声が響き渡る
恋は盲目というけれど……こいつに関しては度が過ぎている
ヒートアップしていくシャオロンに恐怖心さえ芽生えてきている自分がいた
早くやめさせなければ。
そう思い、私はシャオロンに歩み寄り思い切り頰を引っ叩いた
“この嘘”が見抜かれたとしてもショッピに奥さんがいることはバレていない
大丈夫、大丈夫…………
「……お前1人で話進めすぎやねん。一旦落ち着け。ショッピは、私の幼馴染でお前がキスマやって言うとったもんは虫刺され。変に隠そうとして心配させたんは分かるけどちょっと疲れてんねやろ。1回有給つこて休み」
「ぇ……あ゙…ほ、ほんま…なん」
「うん。ショッピはそんな姑息なことせんよ。友達以上恋人未満ってやつやで」
「今日は久々に会うたから、遊んどっただけ…ほんまに“それだけ”やで」
「……………」
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中途半端ですが一旦切ります!!
順位が気付いたら二桁!?!?
嬉しく限りですこれからもよろしくお願いします!
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作者名：ﾍｰﾃﾞﾙﾄｸﾞﾚﾃｰﾙ | 作成日時：2024年2月25日 21時
