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「…、もうこんな暗い話やめよか!ゲームしよゲーム。前負けたからリベンジや」
「…せやな。でもどうせA負けるやろ」
「はぁ？なんでそんなこと言うん。勝つかもしれへんやんか」
「前もこんなくだりあったぞ…………」
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「…えー、…負けました!!はいはい私の負けですよ!!申し訳ございませんでしたーー」
「なんでそんな棒読みやねん」
結局以前と同じく結果は圧倒的にショッピの勝利
もはやコイツに勝つにはチートか仕事を捨ててこのゲームに全振りする他ない
そうなれば私は社会的地位は一気に底辺まで振り落とされるだろう
そんなことは出来ない
「あー………ショッピ 勝つ 方法」
「何調べようとしとんねん。出てくる訳ないやろ」
「はぁああ…ちょ他のゲームでリベンジ」
席を立ち上がってカセットを取りに行く
棚から全部出して1つ1つ見ていく
すると、懐かしいゲームが出てきた
「なあなあこれ！！！！」
「んー？……ああ、それか。ていうかまだそんなもん持っとったん？」
「うん!!このゲームサービス終了したけど個人でやる分にはいけるし残しとってん」
今でも人気な車を走らせて競い合う某人気ゲームの昔のものだ
パッケージはだいぶ色褪せており所々剥がれている
昔からこのゲームだけは強かった
全く触っていなかったため、今はどうか知らないが
「おーし負けた方が今からコンビニでアイス買いに行くで。奢りで」
「えー俺不利やん」
「大丈夫大丈夫。最近私も触ってへんかったし」
「…………分かった。本気で行くわ」
「え゙ｯ、なんか強そう待って不安なってきた」
「お前が言い出したんやろ……やるぞ」
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「は!!は!?!?何やねんこのbot狙い撃ちすんなや!赤甲羅どんだけ当ててくんねん!!」
「ふはっ!!w俺1位ー。お前がアイス奢りやで」
「くｯｯｯｯｯｯｯｯそ!!だっる!はぁ…はいはい行ってきますよ。なんのアイスにする？」
「なんでも」
ニヤニヤとしながらこちらを見て手を振る
イライラする気持ちを抑えてジャンパーを羽織って外へ出ると、冷たい風が吹き付けてきた
「はぁ…さっむ」
そのままコンビニでアイスを2つ買って家へ歩いていくと、後ろから声がかかった
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作者名：ﾍｰﾃﾞﾙﾄｸﾞﾚﾃｰﾙ | 作成日時：2024年2月25日 21時
