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「……ｯ。…………」
見慣れた天井
自分の部屋だということに1秒もかからなかった
隣では、すぅすぅと寝息を立てて寝ているショッピがいた
起き上がろうとしても、腰に手を回していてできなかった
頰を軽く叩いて、ショッピを起こす
「起きて、ショッピ。手ェ離して」
「ん……Aー…………」
「また寝んな!」
朝に弱いコイツは全然起きない
猫のようにスリスリと寄ってきて離そうとしない
「…………はぁ……」
無理矢理引き剥がそうとしても本当に寝ているのか疑うレベルでガッチリとホールドされていたため諦めて近くに転がっていたスマホに手を伸ばす
鏡代わりに画面を見た時に、自分の顔が写っているのが見えた
どこか疲れた顔をしている
……そして首のど真ん中に点ができていた
「……………………は、？……起きろショッピおい」
先程とは打って変わってできるだけドスの効かせた声でショッピの肩を揺らす
面倒くさそうに何……と言ってきた
「いや何……ちゃうねんこれキスマやんな？」
「…………はぁ？…あたりまえやろなんなん」
「これ隠されへんで!?」
こんな目立つ位置にあるなんてたまったもんじゃない
TシャツでもＹシャツでもこれは隠せないだろう
「これ明日までに消える訳ないやん！！」
「……彼氏おるゆうたら？」
「…それゆうたらシャオロンが何言うか…」
「なんて？」
「…………なんでもない」
,
「A？」
「どうしましたかシャオロンさん」
「…………何？“それ”」
「えー…………………絆創膏？」
シャオロンの距離感がおかしい
…なんとなく最初から想像はついていたが、実際問い詰められるとやはりしんどい
壁ドン……なんてこんな形でされたくなかった
「昨日揚げもんやっとったら油首に飛んでん。やから退いて」
「…………俺が手当したるからその絆創膏剥がして」
「アホか。手当したから絆創膏貼って……あ」
言い終わる前に、首に手を伸ばして剥がされた
それをみた見たシャオロンは、明らかに不機嫌そうな顔になる
しばらくの沈黙のあと、向こうが口を開いた
私は、次に来る言葉を待っているとシャオロンは予想外の行動をとった
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順位いただいて本当に嬉しい限りですありがとうございます(泣)
どれだけ更新遅れて絶対完結させます、!!
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作者名：ﾍｰﾃﾞﾙﾄｸﾞﾚﾃｰﾙ | 作成日時：2024年2月25日 21時
