Two of Destiny２

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友人「A！」


そんな時聞こえた友人の声

男「くそっ」


彼氏と一緒に助けにきてくれた
友人の彼氏は逃げた男を追い
友人は私の元に駆け寄りそっと私を支えてくれた


友人「なんで…なんでAがこんな目に遭わなきゃいけないのっ」


ボロボロな私
服は引き裂かれ
膝は擦りむいて血まみれ
そんな私を見て抱きしながら泣いている友人
さっきまで出なかったはずの涙が溢れ出して
友人の胸で泣いた。


どこかで臣が助けにきてくれる事を期待したのかもしれない
でも突き放したのは私だ
期待なんてしてはいけないんだ
私が彼を傷つけた。


それから私は友人と友人の彼氏に
支えられなんとか家に戻った。
男は取り逃してしまったが
そんな事はどうでもいい


私はもう限界だった。
この場所から逃げ出すしかない。


次の日なんとか仕事に行った
いつまた世莉さんが
現れるかわからない状態に怯えながら。


もう東京には居たくなかった
仕事も辞めて実家に帰ろう。
前の恋愛からも逃げるように東京に来た私
まさかまた恋愛で実家に戻る事になるなんて

「だっさいわ〜私」

なんて小さく一人呟く


無理を承知で上司に話した


上司「なにがあったかは聞かない。でもうちもお前に辞められるのは痛手になる。１ヶ月休みをやる、その１ヶ月の間にもう一度考えてくれないか？」


大好きな会社だ
出来ることなら私も辞めたくない。


１ヶ月実家に帰ろう
１ヶ月したらほとぼりも冷めるだろう
そしたらきっと私も普通の日常に戻れる。


その日仕事を終えた私は
家に戻り荷物をまとめると
夜逃げのように急いで東京を離れた。

私だ。→←47

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